2018.12.14
新しいiPad Proは、ノートパソコンを超えるために入力機器も全面的に見直された。新設計の「Smart Keyboard Folio」はどんな特徴があるのだろうか。詳しく見ていこう。
Smart Keyboard Folio
【販売】Apple
【価格】12.9インチ用:2万2800円(税別)、11インチ用:1万9800円(税別)
【URL】 https://www.apple.com/jp/smart-keyboard/select/
文字入力が捗る
当然のことながらiPadやiPhoneなどのiOSデバイスはタッチディスプレイだけですべての操作を完結できる。しかし、片手でフリック操作できるiPhoneと比べると、ディスプレイサイズが大きなiPadにおいて、文字入力のユーザエクスペリエンスは必ずしも高くない。
たとえば、フルサイズのソフトウェアキーボードを表示すれば画面の3分の1から半分近くがキーボード画面で埋まってしまうし、左右にキーボードを分割表示した場合は両手でiPad本体をホールドしたまま親指で入力というやや不自然な姿勢を要求される。
本体の性能がノートパソコン並みになった新しいiPadプロでは、入力環境もまたそれに負けないものにするのは当然の要請と言える。
そんなiPadにおける文字入力の悩みを解決してくれるのが、iPadプロ向けに設計された「スマートキーボードフォリオ(Smart Keyboard Folio)」だ。
【デザイン】角度は2段階の調整が可能
新しくなったスマートキーボードフォリオのデザイン上の大きな特徴は2つ。まず、キーボードを収納した際にこれまでiPadプロのディスプレイ側しか保護できなかったものが、両面を挟み込むフォリオ(2つ折)形状となったことで、その両面が保護できることだ。その分、厚みが増してしまうように思うかもしれないが、背面側はマグネットで密着しているので実質的な厚みはほとんど感じなかった。
もう1つの改善点が、スタンド利用時の角度調整機能だ。従来モデルでは蓋となるカバー部分を3つ折りしたスタンド部に立てかけるような形状となっており、60度前後の固定した傾斜がついていた。新しいフォリオでは角度をつけるための機構を変更したため、2段階で調整可能となっている。その調整方法も実にシンプルである。
前面と背面を守れる
新しいSmart Keyboard Folioは、折り畳んだ片側がiPad Pro背面に固定される仕組みだ。カバー部分はディスプレイ前面も保護できるので、両面を擦れや衝撃から守れるようになった。
角度は2段階で調整可能
横向きのiPad Pro本体を支える溝は2つあり、スタンドの角度を2種類から選択できる。視聴スタイルや作業に合わせて最適な角度で利用できるようになった。