2018.11.28
クリエイター支援で世界展開!
クールジャパンと聞いて、まっさきに思いつくのが、アニメやマンガ、キャラクターといったコンテンツ。インバウンドに力が入るなか、日本産コンテンツの海外展開はどうなっているのでしょうか?
日本由来コンテンツの世界シェアは4.4%
訪日外国人向けに官民がさまざまな施策を行っている今の日本。しかし、外国人観光客が急増するずっと以前から、世界から注目されてきたのが、アニメやマンガ、キャラクターやゲームなどのエンタメコンテンツ。ではこうしたコンテンツの海外展開はどうなっているのでしょうか?
デジタルコンテンツ白書2017によると、日本の映画やアニメ、テレビ番組、音楽、ゲームなどのコンテンツ産業の国内市場規模は約12兆円と、2010年からほぼ横ばい。もちろん、これらのコンテンツは今も国内で大人気ではありますが、人口が減少していくことを考えると、国内の市場規模は楽観できません。一方で、海外のコンテンツ産業の市場規模は2016年で64兆円。今後、アジアを中心に市場が拡大し、2022年には約81兆円となる見込みもあります。となると、当然、重要になってくるのがコンテンツの輸出。映画ならばハリウッド、音楽ならばK-POPなどがその好例ですが、実は2016年時点で日本由来のコンテンツのシェアは、海外市場規模全体の4.4%。しかし、世界での人気ぶりと、この数字を比較すると、なんだか物足りない気も・・・・。 日本のコンテンツにはまだまだ伸びしろがありそうと感じる人も少なくないのではないでしょうか? そこで、政府もさまざまな施策を通じて、コンテンツの海外展開を支援しています。