2018.05.16
[UX3-3]検索ユーザーを満足させるSXOライティングを実践! 「いい情報見つけた」と思わせたい
SXOとは、Search Experience Optimisationの略称。ここ数年来、SEOとともに使われはじめた言葉です。SEOと似て非なるSXO(検索体験の最適化)を充実させることが、サイトやエンドユーザーを充実させる、とはどういうことか?SXOを意識した記事づくりについて解説します。
検索上位になるより検索後のコンテンツに満足してほしい
SEO(Search Engine Optimisation)は、みなさんがよく耳にする言葉でしょう。SEOライティングは、その名の通り、検索最適化を目的にした書き方のことです。ただし、広告ではなく自然検索で上位表示されるようなコンテンツを意識するあまり、キーワードを出すことを優先した、キーワードありきのような記事になりがちです。独自性を発揮しづらく、ユーザーにとっては面白みに欠ける内容です。つくり手の気持ちも乗ってこないですし、型どおりの記事が、運営全体の信頼を損ねるかもしれません。
SEOを巡る事情がある中で、ここ数年来、SEOとともに使われるようになった言葉が「SXO」です。SEOの親戚のような、仲間のような略称ですが、意味するところはSEOをさらに深めたような範囲を指します。いかに検索でたどり着いたユーザーの意図を捉えたコンテンツを作成し、「検索体験(Search Experience)」を満足できるものにするかどうか、を指します。
具体的にユーザーの立場から考えてみると、例えば、「チームワーク」という言葉を検索したとします。表示結果には、主にチームワークという言葉が用いられている記事が出てきやすいわけですが、検索者が単純に言葉の意味を調べたかったのか? チームワークを通じた仕事の進め方、チームワークならではの利点など、踏み込んだコンテンツを求めているのか? もし後者のような、検索を通じて踏み込んだ内容を求めているユーザーには、前者のような内容にとどまるコンテンツでは物足りないでしょう。
ですが、検索者の満足度が低かったとしても、検索して上位に表示されれば、SEOの観点だと喜ばしい結果(コンテンツ)だと言えてしまいます。しかし、SXOの場合は違います。検索者が満足できるところまでを考えて、ニーズに応えるためのコンテンツを提供するところまでを指すのです。