2018.03.07
実録! 集客目的の低予選Web動画の現場 集客のためなら、人海戦術とWeb動画、どっちが安い?
自社の課題を突き詰め、ふさわしい解決策が「Web動画」となっても、予算や時間を理由に、最初から諦めていないだろうか?実はやり方次第で、制作費も広告費も安価に抑えて動画が運用できる… (株)グッドエレファントとともに、人材採用よりおトク(?)なWeb動画について考える!
人手より効果的な「Web動画」づくりは可能?
STEP1 直近の「課題」を整理しよう
お金がない、時間もない…「動画なんて無理」は本当?
まずは自社が置かれたビジネスの状況を考えよう。山積する課題の中でも喫緊で解消したい課題は何か。課題解消に向けて用意できる予算や時間はどれほどあるのか? そこで今回は「集客」施策に注力したいが、「低額で効率的に」収めたいという前提で話を進める。
次に考えるべきは、「最善の解決策」。ひとまず前提条件に捉われず模索するなら、選択肢の1つに「人員補充(採用)」が浮かんできた。他を考えた時に「Web動画」案も浮上! ここでは、これら2つの可能性について見ていきたい。
「人ができること」と「Web動画」は単純に比較できないが、集客効果のための手段として、実際にアプローチできるツールとして、それぞれがどれほど現実的かを検討する価値はあるだろう。
STEP2 実行できることを整理する
諦めない! 限られた条件でどこまでできる?
導いた条件に基づいた、Web動画の手配が可能なのかを検討しよう。採用については、週数日のアルバイトと想定。その比較として、Web動画の場合は外部パートナーの参画も条件に含めて考えていく。その上で、予算はなるべく抑えた10万円と設定。実現できるのか…。
「正直、何でもお願いされてWeb動画制作10万円は無理です(苦笑)。自前で準備できることはやっていただく前提で、外部に依頼する箇所を限定的にできるか、ですね」(村岡雄史さん、以下同)
動画の配信場所も悩みどころ。自社サイトに用意しても不安がよぎるし…。
「ユーザーの対象をエリアなどで絞り、画質も目をつぶった上で、少額でもできる広告の力を借りる手があります。認知拡大を求めたトライが可能でしょう」
STEP3 実際にWeb動画をつくり出す
運用方法次第で、リアルでは届かない相手に認知(Web動画)が広がる
検討の末、エリアターゲティングをかけたFacebook広告配信を決断。広告費が別途かかるが、月額数万円単位で始められる策なので、現実的だろう。
では、制作予算を10万円に抑制する中身はどう考えるべきか?
「外部パートナー側でコストがかかるのは人件費です。人件費を抑えるためには、自前でどこまでやれるか次第です」
例えば、動画素材を提供したり、編集方針となる企画(ストーリー)を自分たちで持ち込めると、外部の力を編集作業のみに絞れる。絞った箇所の依頼だけでOKという割り切りが必要となる。
「当初から認知拡大効果を期待するなら、広告展開は必須です。かわりにリアルの現場では届かない相手にも、認知が広がる可能性があるのは魅力です」