2018.03.05
動画制作をプロに依頼するメリットとは お金を払ったらなにが違う?
動画は社内の担当者ひとりでも、スマートフォンひとつでも制作できますが、それを制作会社にお金を払ってつくるとどんな違いがあるのでしょうか?動画制作のプロにそのメリットを聞きました。
やりたいことを整理するためにプロの視点が必要
近年、動画の制作をプロダクションに依頼する企業は確実に増えてきています。特に多いのは、企業自身やその商品・サービスを60秒程度の短い動画でわかりやすく紹介する内容のものです。こうした内容の場合、企業の方からはあれも見せたいこれも見せたいという声が聞かれることが多いのですが、それらをすべて含めてしまうと時間内で本当に大切な情報を伝えることができません。情報が多すぎると良いことばかりではないのです。
私たちの役割はまずそこを冷静に、必要な情報だけに絞り込み、今回はこういう内容でつくりましょう、と整理する視点を提供すること。そして何をつくるかが決まった時に、適切に制作者へ結びつけるくことです。
また、そもそも動画がベストな判断なのか、という点も考えなくてはならないポイントです。動画がすべてを解決する “万能薬”なのではなく、伝えたい内容によってはテキストの記事広告の方が効果が見込める場合もあるのです。
そうした検討の結果、やはり動画が適切だと判断した場合も、単に優れたセンスを持つクリエイターに依頼するだけでは良い結果にならない場合があります。すべてのクリエイターが、内容を整理するディレクション能力に優れているとは限らないからです。そこで私たちのような者がプロデューサーやプランナーという立場でディレクションすることが必要になってくるのです。
例えばA/Bテストを行うのなら、AとBそれぞれの目的をはっきりさせ、違いが出やすいクリエイティブを用意することで、テストを行った際に次の施策に繋がる結果を得ることができるでしょう。こうしてつくる内容が絞られるほど、クリエイターも一層そのポイントにフォーカスし、良いものをつくることができるのです。
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依頼主の伝えたい内容をまとめて整理し、つくる内容が決まったら適切に制作者と結びつけるのがプロデューサーの仕事
質の高い動画でなくてはつくる価値がない
Facebookは2018年初め、ニュースフィードのアルゴリズムを変更することで、一般に公開されているコンテンツよりも、友達や家族が発信した投稿の優先順位を高めることを発表しました。プラットフォーム側も、情報の量が増えてきたので質を重視することを意識し始めているのだと思います。
広告についても、表示回数やスキップされた回数などから「良い」広告を判別し、「悪い」とされたものはほぼ表示されなくなっており、ますますその傾向が強くなると考えられます。見ている人は広告を見たいわけではない、ということを意識した上で、目的やターゲットを明確にし、どうすれば嫌われないか、どのように好かれる内容をつくるかも重要になってくるでしょう。こうしたことを踏まえて、どんな内容が好意的に受け止められるか、広告として機能するか、私たちのこれまでの知見からご提案をすることが可能です。広告に限らず、世の中に動画があふれはじめているために、より良い内容で、ターゲットを明確にしたクリエイティブをつくらないと、本来届けたい人に見てもらえないという状況になってきています。そこが、私たちのご提供できる大きな価値のひとつだと考えています。
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好かれない動画はより表示されなくなる。目的やターゲットをしっかりと検証し、 大切なことが伝わる動画にする必要がある