2018.01.17
[UXプロセス STEP5]02 プロトタイプの使用感を自分で評価していませんか? 想像でユーザーの体験を判断しない
プロトタイプの使用感は、ユーザー属性に近い第三者による「ユーザーテスト」から判断していきます。そこから意外な発見や裏付けなどが得られ、方向性はより定まっていくはずです。
ユーザーテストの重要性
プロトタイプができたらプロジェクトメンバー間で触って検証することももちろん大事ですが、実際にユーザーに触ってもらう「ユーザーテスト」を必ず行いましょう。客観的で有用な感想を得られ、そこで初めて気づく潜在ニーズや改善点、サービスの魅力などが浮かび上がってきます。また、自分たちが囚われていた思い込みが違っていた、ということにも気づくことができます。
一番良くないのは、メンバー内だけで試してユーザー体験を想像し、改善していってしまうことです。プロジェクトの当事者は客観的な視点を持ちにくく、そのサービスに対してヘビーユーザー視点になってしまっているので、一般的なユーザーとは感覚が乖離しがちです。必ず第三者となるユーザーに触ってもらうようにしましょう。
ユーザーを観察し答えを引き出す
ユーザーテストでは、ユーザーに操作してもらいながらどう思ったかを話してもらうという方法が一般的です。操作に迷っていたとしたら、なぜ迷ったのか話を引き出し、それと同時に、ユーザーの目線や表情なども観察していきます。どんなところに目がいき、何に価値を感じてくれたかなども聞き出せると良いでしょう。