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[UXプロセス STEP5]02 プロトタイプの使用感を自分で評価していませんか? 想像でユーザーの体験を判断しない

プロトタイプの使用感は、ユーザー属性に近い第三者による「ユーザーテスト」から判断していきます。そこから意外な発見や裏付けなどが得られ、方向性はより定まっていくはずです。

ユーザーテストの重要性

プロトタイプができたらプロジェクトメンバー間で触って検証することももちろん大事ですが、実際にユーザーに触ってもらう「ユーザーテスト」を必ず行いましょう。客観的で有用な感想を得られ、そこで初めて気づく潜在ニーズや改善点、サービスの魅力などが浮かび上がってきます。また、自分たちが囚われていた思い込みが違っていた、ということにも気づくことができます。

一番良くないのは、メンバー内だけで試してユーザー体験を想像し、改善していってしまうことです。プロジェクトの当事者は客観的な視点を持ちにくく、そのサービスに対してヘビーユーザー視点になってしまっているので、一般的なユーザーとは感覚が乖離しがちです。必ず第三者となるユーザーに触ってもらうようにしましょう。

 

ユーザーを観察し答えを引き出す

ユーザーテストでは、ユーザーに操作してもらいながらどう思ったかを話してもらうという方法が一般的です。操作に迷っていたとしたら、なぜ迷ったのか話を引き出し、それと同時に、ユーザーの目線や表情なども観察していきます。どんなところに目がいき、何に価値を感じてくれたかなども聞き出せると良いでしょう。

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掲載号

Web Designing 2018年2月号

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2017年12月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

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Webサイトの弱点を改善して、成果の出せる武器にしたい、もしくは、Webを有効活用した新しいビジネスを立ち上げたい。そうお望みの方に、「UX(ユーザー体験)」のノウハウをお勧めします。

UXとはとても端的に言えば、ユーザー視点で設計やデザインを考えることです。マーケティングの世界は、ユーザーの心をとらえる「体験を売る」時代になり、ますますこの考え方が取り上げられるようになりました。ただ、「UX」という言葉が先行して、イマイチ何のことかわからない、理論はわかるけど実際にどこから手をつけていいかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

UXは闇雲に叫んでも成功するものではありません。そこには理論に基づく準備やプロセスがあります。
本特集を一通りお読みいただければ、無意識にUXの理論や見るべき視点、メリットや期待できる効果などが把握でき、みなさんのビジネスの現場で応用ができるようになることでしょう。

【段違いの成果が出るUXの「5プロセス」】

[1]心を1つに。
プロジェクトチームの意識共有を図ろう

[2]お客様を知る。
ユーザーの「ホンネ」や動向を知ろう

[3]商品を知る。
プロジェクトにおけるビジネス的課題を把握しよう

[4]理想を描く。
商品のあるべき姿を描き、実現のためのアイデアを練ろう

[5]つくる・見せる・話を聞く。
原型を部外者に試してもらい、反応を見よう


<こんな方にオススメです>
・UXをまずは何から始めていいのかわからない
・UXってデザインだけじゃないの?
・そもそもUXってなにがよくなるの?
・部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
・理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい
・Web解析時のUX評価方法や改善方法を知りたい
・UXの重要性をクライアント・上司に理解してもらいたい
・効率よく成果をもたらすためのテクニックを知りたい