2017.12.27
[UXプロセス STEP2]01 ユーザーに会いその声に耳を傾けよう 使われるWebサイト・サービスをつくるために
ユーザーに愛されるWebサイトやサービスをつくるには、ユーザーの声を聞かねばならない…。当たり前のことですが、ほんとうにできていますか? UXデザインの2番目のステップで取り組むのは徹底したユーザー調査。ここではその方法を紹介します。
もっとも力を入れるべき工程
Web制作やサービス構築などのプロジェクトというと、「エンジニアがコーディングをして、デザイナーがインターフェイスのデザインをすればよい」…そんなイメージをもっている方がいるとしたら、今すぐにあらためなければなりません。数え切れないほど多くのWebサイトやサービスが乱立している今の時代は、それを利用するユーザーときちんと向かい合ってつくられたサービスでなければ生き残ることはできません。そのために絶対に欠かせないのが、徹底したユーザー調査です。
どんな人たちがどんな目的で自分たちのWebサイトやサービスを利用するのか、そして、その人たちがどんな属性なのかを明らかにしていこうというわけです。
では、どんな調査をすればユーザーの姿を明らかにできるのでしょうか。ユーザー調査というと一般的にはアンケートのような「定量調査」と、個別のユーザーを深く調査する「定性調査」の2つの方法をあげることができます。それぞれ役割が異なり、前者は広く傾向を掴むために、後者はユーザーを深く知るために行われます。
どちらも重要なのですが、ユーザーに本当に使ってもらえるようなサービスをつくるためには、定性調査がより重要になります。