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[UXプロセス STEP1]01 プロジェクトを成功に導くチームをつくる プロジェクト成功のための第一歩

プロジェクトがスタートしてまず最初にすべきこと、それはプロジェクトに関わる人々を一つにまとめ、チームにすることです。ただし、プロジェクトには社外のパートナー企業のスタッフを含め、さまざまな人が参加します。心理的な壁を取り除く工夫をすることが大切になります。

制作に入る前の工程にこそ力を入れるべき

サイト制作やリニューアル、さらにはサービスの立ち上げといったプロジェクトでは、まず何から始めればいいのでしょうか。「何はともあれ、いちはやく制作に取りかかるべきだ」といった意見もあるかもしれませんが、優れたUXを実現するためのデザインプロセスにおいては、制作に取りかかる前の段階を非常に大事なものと考えて時間とエネルギーを割きます。

今回の特集では、その制作にかかるまでのプロセスを5つのステップに分け、それぞれ詳しく紹介をしていきますが、最初のステップの、さらに前段として取り組むべき工程としてここでは、「チームビルディング」のノウハウを紹介していきます。

 

プロジェクトの成否を左右するチームの質

一般的にプロジェクトには、社内のWeb担当者だけでなく、営業など関連部門の担当者や、Web制作会社などのパートナー企業のスタッフも加わります。普段顔を合わせることのない人たちが集まってチームをつくるわけです。

そこで大事になるのが、それぞれが、どんな役割をもち、どんなパーソナリティをもった人なのか、メンバー同士でよく理解し合うこと。それがなければ、新規サービス立ち上げやサイトのフルリニューアルといった、難易度の高いプロジェクトを成功に導くことはできません。特に、ここから紹介するUXデザインのプロセスでは、メンバーが意見をぶつけ合いながら、ベストな解決策を見出す工程が続きます。できる限り早い段階で、お互いの理解を促し、心理的な壁を取り払う必要があります。

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掲載号

Web Designing 2018年2月号

Web Designing 2018年2月号

2017年12月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

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PVは上がっているのに、コンバージョンに繋がらない!
Webサイトが期待するほどの効果をあげられない!
そこで、サイトの改善を急務として考えている方は多いと思います。

Webサイトの弱点を改善して、成果の出せる武器にしたい、もしくは、Webを有効活用した新しいビジネスを立ち上げたい。そうお望みの方に、「UX(ユーザー体験)」のノウハウをお勧めします。

UXとはとても端的に言えば、ユーザー視点で設計やデザインを考えることです。マーケティングの世界は、ユーザーの心をとらえる「体験を売る」時代になり、ますますこの考え方が取り上げられるようになりました。ただ、「UX」という言葉が先行して、イマイチ何のことかわからない、理論はわかるけど実際にどこから手をつけていいかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

UXは闇雲に叫んでも成功するものではありません。そこには理論に基づく準備やプロセスがあります。
本特集を一通りお読みいただければ、無意識にUXの理論や見るべき視点、メリットや期待できる効果などが把握でき、みなさんのビジネスの現場で応用ができるようになることでしょう。

【段違いの成果が出るUXの「5プロセス」】

[1]心を1つに。
プロジェクトチームの意識共有を図ろう

[2]お客様を知る。
ユーザーの「ホンネ」や動向を知ろう

[3]商品を知る。
プロジェクトにおけるビジネス的課題を把握しよう

[4]理想を描く。
商品のあるべき姿を描き、実現のためのアイデアを練ろう

[5]つくる・見せる・話を聞く。
原型を部外者に試してもらい、反応を見よう


<こんな方にオススメです>
・UXをまずは何から始めていいのかわからない
・UXってデザインだけじゃないの?
・そもそもUXってなにがよくなるの?
・部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
・理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい
・Web解析時のUX評価方法や改善方法を知りたい
・UXの重要性をクライアント・上司に理解してもらいたい
・効率よく成果をもたらすためのテクニックを知りたい