[UXプロセス STEP2]02 ユーザーインタビューで何をどう聞くか|WD ONLINE

WD Online

特集一覧 Web Designing 2018年2月号

[UXプロセス STEP2]02 ユーザーインタビューで何をどう聞くか ただ聞くだけでは本音は見えてこない

ユーザーインタビューの目的はユーザーが心の深い部分で何を考えているのか、そしてその背景にどんな価値観があるのかを明らかにすることです。ではどんなふうに話を聞けばいいのでしょうか。ここではそのノウハウを紹介します。

なぜ、実際に会って話をしなければならないのか

ユーザーインタビューの目的は、これから取り組むプロジェクトのユーザーがどんな人なのか(属性)、どんなことをしようとしているのか(行為)を明らかにすることにあります。

ではなぜ、実際にユーザーに会って話をしなければいけないのでしょうか。それはアンケートなどの定量調査のデータからはユーザーの心の奥にある本音、さらには判断や行動の背景にある価値観を探ることができないからです。

ユーザーの本音は、かんたんには顔を出してくれません。人は世間体を気にしたり、謙遜をしたりして本心とは反対のことを言ったりします。また、心の底にある要望に、本人ですら気が付いておらず言葉にならないということもあります。ただし、そういった本音は言葉遣いの変化やニュアンス、さらには表情や目の動き、手の仕草などに現れ、時に言葉以上に明確に伝わってきます。それを見出すことができるという点にこそ、会って話をする意味があるのです。

続きを読むためにはログインが必要です。
マイナビBOOKSの「WD Online全文購読サービス」(有料)をご利用ください。

マイナビBOOKSへの新規会員登録もこちらから。

定期購読者はオンライン版が読み放題 !!
雑誌『Web Designing』の定期講読者には、
WD Onlineの全文購読サービスを無料でご提供しています。
詳しくは「定期購読のご案内」をご覧ください。

掲載号

Web Designing 2018年2月号

Web Designing 2018年2月号

2017年12月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

デザイナー経験ゼロでもわかる 最新UXデザイン

サンプルデータはこちらから

Webビジネスの勝ち組は「制作前」にコレをやっている!
成功するUXデザイン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「下ごしらえ」のひと手間が、Webサイト実制作の難易度・ビジネスの成否を大きく変える!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PVは上がっているのに、コンバージョンに繋がらない!
Webサイトが期待するほどの効果をあげられない!
そこで、サイトの改善を急務として考えている方は多いと思います。

Webサイトの弱点を改善して、成果の出せる武器にしたい、もしくは、Webを有効活用した新しいビジネスを立ち上げたい。そうお望みの方に、「UX(ユーザー体験)」のノウハウをお勧めします。

UXとはとても端的に言えば、ユーザー視点で設計やデザインを考えることです。マーケティングの世界は、ユーザーの心をとらえる「体験を売る」時代になり、ますますこの考え方が取り上げられるようになりました。ただ、「UX」という言葉が先行して、イマイチ何のことかわからない、理論はわかるけど実際にどこから手をつけていいかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

UXは闇雲に叫んでも成功するものではありません。そこには理論に基づく準備やプロセスがあります。
本特集を一通りお読みいただければ、無意識にUXの理論や見るべき視点、メリットや期待できる効果などが把握でき、みなさんのビジネスの現場で応用ができるようになることでしょう。

【段違いの成果が出るUXの「5プロセス」】

[1]心を1つに。
プロジェクトチームの意識共有を図ろう

[2]お客様を知る。
ユーザーの「ホンネ」や動向を知ろう

[3]商品を知る。
プロジェクトにおけるビジネス的課題を把握しよう

[4]理想を描く。
商品のあるべき姿を描き、実現のためのアイデアを練ろう

[5]つくる・見せる・話を聞く。
原型を部外者に試してもらい、反応を見よう


<こんな方にオススメです>
・UXをまずは何から始めていいのかわからない
・UXってデザインだけじゃないの?
・そもそもUXってなにがよくなるの?
・部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
・理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい
・Web解析時のUX評価方法や改善方法を知りたい
・UXの重要性をクライアント・上司に理解してもらいたい
・効率よく成果をもたらすためのテクニックを知りたい