2016.11.10
「ペルソナ」にフォーカスして進めるFacebook広告運用の「新常識」 [Case Study・Facebook]成功の鍵・「山田太郎ターゲティング」って何だ?
「シンプルに、贅沢に。」とのコンセプトのもと、素材にこだわった男性向け化粧品を提供するバルクオム。その成長の背景には、ネット広告の効果的な活用があった。
Photo:五味茂雄
成長軌道に乗った新しい化粧品ブランド
大手企業が強みを発揮する化粧品業界は、テレビCMや雑誌広告のようなマス広告だけでなく、個別訪問、カウンセリング、テレマーケティングと、さまざまな施策が繰り広げられる“マーケティングの最前線”だ。そんな厳しい業界で、ブランド立ち上げからわずか3年の新規参入であるにもかかわらず、男性向けスキンケア製品に特化した製品の展開で、急成長を遂げるのがBULK HOMME(以下、バルクオム)だ。
その成功の秘密は、男性のニーズを徹底的に研究して開発したという高品質な製品、そしてインターネット広告を中心に据えたマーケティング戦略にある。同事業部代表の野口卓也さんはその基本的な考え方をこう説明した。
「大手と競合していては私たちに勝ち目はありません。そこで目標にしたのは、他社を意識することなく、我が道を行く飲料メーカーのレッドブル。彼らに倣って、『イケてるから買う』というブランドイメージをつくりあげることができれば、と考えました」