2016.09.14
町田美容院の知恵袋|激戦区の新規参入店がブレイク! 個人運営の美容院サイト [Case Study #03]月平均の新規顧客が30名。年中無休でLINE@の対応
東京・町田市にある美容院「monohair(モノヘアー)」。一人の美容師がはじめた、髪に関する悩みに答えるサイト運営がきっかけで、連日予約が絶えない人気店に。人気のナゼに迫る。
Photo:合田和弘
町田美容院の知恵袋 http://kazuhirouno.jp/
monohair 町田 店長 宇野和弘 https://www.facebook.com/kazuhirouno.jp/
東京・表参道や渋谷などの有名美容室4店舗を経験、スタイリスト歴14年を超える。2015年7月に東京都町田市に美容院「monohair」をオープンし、日々予約が殺到中
1年で累積240名の新規顧客開店3カ月で大反響を呼ぶ
「町田美容院の知恵袋」は、東京都町田市に構える美容院が運営するサイト。髪のお悩み相談に答える膨大な記事がフックとなって、美容院は大盛況。2015年7月の開店以来、月間PV10万、新規の来店顧客が月平均で30名で、累積では240名を超える(2016年8月現在)。店長の宇野和弘氏が1人で運営するため、新規対応のすべてに応えられず、泣く泣くお断りしたという数字は入らずで、だ。それほど、オウンドメディアを基点に大きな反響と直接的な効果を呼び込んだわけである。
宇野氏は、14年のスタイリスト歴を持ち、2015年に独立。母方に縁があり、祖母が住む町田市を新規開店の地に選んだ。東京・表参道や青山ほどではないにしても、町田市は都内でも激戦エリアの1つ。最寄りのJR/小田急町田駅から美容院「monohair 町田」までは徒歩7~10分。駅からの道中だけで約10店舗の美容院がひしめく。monohairは、駅からすぐという場所ではなく、しかも完全な新規参入店である。地元タウン誌や大手ポータルサイトへの出稿という王道の広告手法が確立している今日、なぜ自前のサイト運営で勝負を賭けたのか?