2015.11.25
事例:企業がYouTuberとコラボする理由 「UUUM」●特集「動画マーケティング」 HUB型動画制作の現場から
若年層を中心に人気の「YouTuber」。ここに来て、企業とYouTuberのコラボレーション動画が増えており、HUB型動画の一種として大きな効果を上げている事例も多い。ではYouTuberの何が受けているのか。多くの人気YouTuberをマネジメントするUUUM(ウーム)に話を聞いた。
YouTuberは「職人」
HIKAKIN、ジェットダイスケ、瀬戸弘司、はじめしゃちょー、木下ゆうか‥‥。いまでは多くの人に知られる存在となった人気の「YouTuber」たち。そんな彼らが所属することで話題を呼んでいる会社が「UUUM」だ。
「UUUMでは、一般にYouTuberと呼ばれている動画クリエイターのマネジメントを行っています。現在、所属YouTuberが60名ほどおります。加えて、我々が主宰する『UUUMネットワーク』に参加いただいているクリエイターが1,500人ほどいらっしゃいます。こちらは動画制作の支援、情報提供といった動画の制作の後押しをする仕組みです」
話をしてくれたのは、同社取締役の中尾充宏氏。プランニングユニットに所属する市川義典氏とともに、YouTuberというクリエイターの特色から話してくれた。
「動画制作をしている方々は、職人さんのような方が多いです。ひたすらに動画の制作をする。ですので、彼らがじっくり制作に取り組める環境をつくろう、というのが私たちの仕事です。そういった視点からトレンド情報や動画制作技術情報、さらにはマーケティングのお手伝いといったことをしています。時には引っ越しのお手伝いなんかをすることもあったりします(笑)」
ブログのような文字中心の媒体であれば個人でも運用は容易だが、動画の場合は技術的に難しい部分もある。そういった点をサポートしつつ「企業」と「YouTuber」とを結びつける仕事もしている。