2015.11.06
コンテンツマーケティングの実践:戦略の立て方と評価の方法(2/3)●特集「コンテンツマーケティング」 成果を上げるフェーズごとの手法の選び方
前ページでは目的とゴールの設定によって、手法を変える必要があることを説明した。ここでは具体的な手法の選び方を解説しよう。
ターゲットや関係性によって、実施すべき手法は変化する
コンテンツマーケティングの手法と一口に言っても、さまざまなものがある。ユーザーによって行動が異なるのはもちろん、自分たちのサービスに興味を持ってくれているかどうかによっても、期待する反応が得られるかどうかは変わってくる。
それだけに、自分たちの狙っているユーザーに対してコンテンツを適切に届けられるかが、コンテンツマーケティングの成否を大きく分けることになる。
例えば、10代の女子高生をターゲットにした商品に関連するコンテンツをFacebook上で積極的に配信したとしても、女子高生の多くはFacebookを使っていないので、がんばって作成したコンテンツも無駄になってしまうだろう。

コンテンツマーケティングの手法を選ぶにあたって、まずは自社の商品やサービスがどのようなフェーズにあるかを認識する必要がある。そのうえで、右ページに掲載した各フェーズの手法を実践していくのが効果的だ
重要なのは、数あるコンテンツマーケティングの手法のなかで、どの手法を活用するのが適切かを判断し、限られた予算の中で効果的に施策を展開することだ。コンテンツマーケティングは時間がかかるが、できるだけ効果の高い手法を選択していくことで、成功の確率を高めることができる。