2015.11.03
コンテンツマーケティングと広告の関係●特集「コンテンツマーケティング」 ユーザーファーストのメディアに広告の居場所はあるか?
ユーザーファーストのコンテンツ作りが問われる昨今、メディア、そしてメディアと共存共栄を遂げてきた広告は今後どのように姿を変え、進化していくべきなのだろうか。
器が変わればコンテンツも変わる
「モバイルファーストからコンテンツファーストへ」。
そんな文脈で語られることの多い昨今だが、モバイルファーストもコンテンツファーストも元を辿れば、すべてユーザーファーストに立ち返る。つまり、ユーザーから求められたり、ユーザーにとって有益であったりするコンテンツを作りましょうということだ。
この先、テクノロジーの進歩によって、どのようなデバイスが現れるかを予想することは難しいだろう。ただ、どのようなデバイスが現れようとも、「ユーザーが本当に求める情報や機能は何か?」「それをどのデバイスで利用するのか?」と常にユーザー視点で考えながら、コンテンツの設計をすることこそが、ユーザーファーストの本来の意味なのだ。
そしてユーザーファーストを考えるときに、避けて通れないのが広告のあり方だ。現在、広告市場はモバイルの普及に牽引されて成長を遂げているが、ユーザーがコンテンツを探したり入手するときに、広告はもっとも邪魔者扱いされるからだ。
スマホの普及率に比例して伸びてきた広告市場。昨年のスマートフォン広告市場規模は、3,008億円で前年比162%と高成長。そのうち、ディスプレイ広告市場規模は1,648億円。前年比193%とさらに急成長を遂げている。ユーザーファーストのコンテンツ作りが進めば、広告の形が変わるだろう
※CyberZ/シード・プランニング共同調べによる「2015年 スマートフォン広告市場動向調査」と総務省発表の調査結果を基に作成















