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見本出来~奇襲本と振り穴本~

2015.08.17 | 米澤孝至

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今日の朝ごはんはマルちゃん製麺塩味でした。編集部の米澤です。

本日は編集部に見本が届きました!
「ネット将棋で勝つ米長の奇襲」「誰も言わなかった居飛車穴熊撃滅戦法」です。



どちらも本格的でありながら、良くなる手順の解説が明快で、とても読みやすいのが特長です。
勝率アップ間違いなしの2冊です。
あと、どちらの先生も文章が面白い。
これ、本読む上では非常に大事。

まず「ネット将棋で勝つ米長の奇襲」から。
序盤の角の打ち込みに関する文章です。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 一見どこへ角を打っても両成りがありそうだ。後手がこれに飛び付かないはずがない。
 先手としては、うまうまと成らせてはいけない。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

うまうまと。
巧みに事を運ぶという意味の言葉なんですが、どうしても「馬(角成り)」と掛けているとしか思えないんですよねぇ。
私だけでしょうか。
気になってしょうがない。

「この手はアマチュアでは浮かぶまい」など、基本的にばっさり断言しているため、すっきり読めます。


次は「誰も言わなかった居飛車穴熊撃滅戦法」
この本はコラムが9本!と、箸休めが大変充実しております。

高校時代の話や塾生時代の話など、貴重なお話がぎっしり章と章の間に詰まっていますので、お楽しみに。
個人的には塾生時代にラーメン売っていた話が面白くてオススメです。
文章載せようかと思いましたが、中途半端に載せるのも味消しですので、これは読んでからのお楽しみにということで。

本書は構成にも特長があり、第5章は「中盤の戦い方」、第6章は「終盤の戦い方」となっています。
「先手良し」の局面からどう勝てばいいのか分からないということは多々ありますが、本書では相穴熊での中終盤のツボもしっかり解説してあります。
穴熊党必読の一冊ですね。

2冊とも今月25日発売予定です。
是非書店で手に取ってお確かめください。
ではでは。