渡部記者の将棋三昧＠１年ぶりの代表

先週はアマ竜王戦埼玉県大会の２日目でした。
筆者のゴールデンウイークは大阪～島根出張で、勉強はほとんどできず。
出先での将棋クエストと詰将棋がささやかな調整でした。

この日は準々決勝から。
最初の相手は見ない人ですが、たまにしか大会に出ない方のよう。
将棋はかなり苦戦でしたが、相手が秒に追われて誤り逆転勝ち。

準決勝は全国クラスの強豪が来ると思っていたら、少年強豪にパンチを食らっていました。
少年との将棋は矢倉で序盤にリードして快勝。

というわけで代表決定戦に。相手の方は元チームメイトで、６年前に支部対抗戦の東日本大会で一緒に優勝した方です。
相手の得意を避けるため少し損な形で矢倉に持ち込みました。ところが相手にうまく動かれて必敗形に……。



７五の歩が逆ではないか？というくらい酷い状況です。
先手は歩損の上、駒の働きが最悪。後手は手厚い形のうえ７五の拠点が大きい。
普段なら戦意喪失レベルですが、この将棋は最後まで諦めずに指そうと決めていました。
以下こちらが玉を入城している間に△６三金～△７四金とされていたら手も足も出なかったでしょうが、少し軽い攻めをしてきたので勝負にはなりました。



激指先生に見てもらったところ、互角に近い局面も一瞬あったようですが、基本的には終始負けの将棋。
ここから▲３二銀△同金▲３四金△１四玉▲３二龍で逆転したようです。先手玉は非常に危ない形ですが、奇跡的に助かっていました。
▲３二銀に△３四玉、もしくは▲３四金に△２二玉で負けでしたが、このあたりは人間らしい勝負といえるでしょうか。

この１年ひたすら代表決定戦で負けてきましたが、何とか勝つことができました。
アマ竜王戦県大会３連覇となりましたが、できすぎですね。
これでまた無様な結果では地元の皆に申し訳ないので、今年こそは結果を出したいところ。
できることなら、竜王戦６組に出場してみたいなぁ。