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雨宮編集長のコゴト@さようなら

2016.03.26 | 週刊将棋編集部

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本日、3月30日号を校了、印刷します。もう次号はありません。

今週になっても、ついつい次号の準備をしようとしたことが何回かありました。編集部で18年、編集長として8年。しみついた習慣を忘れるために1カ月ほどは湯治にでも行きたいところですが、そうもいきません。4月1日からは新しい部署での仕事が始まります。

いやなことも辛いこともありましたが、まずまず楽しんでやってきました。いろいろな人とも知り合うことができました。かけがえのない財産だと思います。

趣味が仕事でうらやましいね、とよく言われました。そう思う気持ちはわかりますが、これは誤解です。趣味は仕事ではないから趣味なのであって、仕事になったらもう趣味ではありません。その意味では一番大事な趣味を長いあいだなくしていたのです。
普通の将棋ファンに戻りたい……
でも、これだけ長く業界で仕事をしてきたので、もう無理かもしれません。

最後に、週刊将棋32年の十大ニュースを考えてみました。あくまで私的な印象によるものです。

①週刊将棋休刊
 手前味噌で恐縮ですが、週刊将棋そのものがこれだけメディアで取り上げられたのは最初で最後のことです。

②谷川浩司が羽生善治の七冠阻止
 七冠制覇はもちろん超ビッグニュースでしたが、谷川世代の筆者にとっては、こちらの方がドラマ性で上回っているのです。当時の本紙の見出しは「神戸復光」。阪神淡路大震災の2カ月後のことでした。

③羽生善治七冠制覇
 普通ならこれが一番。当時の本紙の見出しは「羽生虹かける」。先輩、かっこつけすぎじゃない? ところで井山裕太はどうなるでしょう。

④名人戦が毎日と朝日の共催に
 もし共催にこぎつけられなかったら、本紙もどうなっていたかわかりません。度重なる記者会見、臨時総会。慌ただしい日々でした。

⑤アマプロ平手戦で小林庸俊アマが八段戦進出
 瀬川晶司のプロ編入にもつながる大事件でした。衝撃度では近年の電王戦を超えています。

⑥渡辺明竜王誕生
 自分が取材したタイトル戦で最も印象に残っているもの。年末の新潟六日町「龍言」。雪の中でひたすら寒かったことを覚えています。

⑦里見香奈出現
 筆者にとっても最も鮮烈な印象は、奨励会でもタイトル戦でもなく、レディースオープン・トーナメントの予選に初めて出場した小学6年生の少女。

⑧女流棋士分裂
 分裂前、独立宣言をした女流棋士総会のとき、多くの女流の強ばった表情が忘れられません。すんなりとは行きそうもないと思いましたが、分裂に至るとは…

⑨週将アマCOM戦
 当時のソフトトップ5と(かつての)アマ強豪たちの団体戦。アマ惨敗の結果に、プロがコンピュータに敗れるのも時間の問題と確信。

⑩雨宮が週刊将棋編集長に
 これのどこがニュースだって? だから最初に私的なものだと言ったでしょ。
 以上、お粗末。

ブログもこれが最後です。
ありがとうございました。
みなさんのご健康とご多幸をお祈りします。

さようなら--

 

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