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週刊将棋

渡部記者の将棋三昧@相横歩取り

2015.04.09 | 

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取材日数が年間100日ペースになっています。名人戦もあちこち回ることになりそうでしょうか。
一方将棋はあまり指しておらず、大会もかなり間隔が空きます。今週末の職団戦は気楽に指したいと思います。

さて、電王戦第4局は相横歩取りが登場しました。
個人的には20歳前後のころはほとんど戦法を知らず、居飛穴、矢倉、相横歩しか指せなかったので懐かしの戦法です。


実戦には現れませんでしたが、図から▲7四同飛は激しい変化。
△7四同歩▲8二歩(▲4六角は△8二歩でも△7三角でも不満)△同銀▲5五角△2八歩▲2七飛△7三角▲同角成△同銀▲2一飛成△2九歩成▲3八銀(単に▲2九同龍より得)△2八と▲同龍△2二歩という変化などを研究したものです。
これは後手悪くないと思いますが、実戦は▲7七銀、▲7七桂の変化、そして横歩を取らない変化のほうが圧倒的に多く、色々と苦労が多いです^^;
今は見せ球程度にしか使いませんが、△4五角戦法とともに居飛車党なら誰しも一度は使ってみたくなる、ロマンのある戦法です。