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渡部記者の将棋三昧@山陰遠征ロード

2014.09.18 | 

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 今月は王座戦第1局(大阪)、アマ王将四国大会、王位戦第6局(陣屋)とハードな日程が続き、テンションが高くなっていました。気が付いたら週末は鳥取で行われるアマ王将戦山陰予選に向かう道中。
 アマ王将戦予選については先週説明した通りです。山陰予選への参加は5年ぶり。当時23歳で全国への代表決定戦の経験すらない身分で、初めて遠征をした懐かしい思い出です。
 
 さて、会場の米子へ通常は飛行機か夜行バスを使うのですが、あいにくこの週は3連休で混雑。山陰行きを決めたのは1週間前に四国で敗退してからなので、安く抑えるのは無理でした。そんなわけで電車を乗り継いでの移動。
 まず自宅から東京駅に出るのに1時間半。次に東京から岡山まで新幹線のぞみで約3時間半。岡山からは1~2時間に1本の特急に乗り、2時間強で米子へ着きます。昔はこの駅前で行われたのですが、数年前からさらに奥地での開催になっているため、この日は米子駅前に泊まりました。
 

 翌朝は1時間に1本のローカル線に乗り10分ほど移動。まんが家の水木しげる氏のふるさとということで、電車も鬼太郎でした。最寄駅の三本松口から30分ほど歩き、ようやく会場です。
 
 建物を見つけた時は安心しました。総移動時間は9時間ほどかかったでしょうか(笑)。当然この日も最遠参加者です。
 
 関東組はHさんとCさん。先週も見かけたなぁ(笑)。他に大阪、兵庫からも強豪が続々。この日は30分切れ負け。関東ではほとんど切れ負けを指す機会がなく久々です。
 
 山陰、山陽の強豪と指しながらも何とか勝ち、鬼門の準決勝へ。相手は東京組の元奨励会二段の方。先手の相矢倉から珍しく?鋭い攻めが決まって優勢に。それでも決めきれない終盤、こちらは10分、向こうは1分半で局面はこちらが優勢。5年前の準決勝はここで決めに出て大逆転負けをしたので、今回は心を鬼にして相手の手を潰しにいき、時間切れで勝ち。
 決勝は大阪の木村さんとで、四国大会準決勝負けの2人です。大会ではよく話しますが、公式戦は初手合いです。年2~3回の大阪出張の度に使っているホテルがあるのですが、木村さんはそこで働いているのでよく会うんですよね(笑)。
 将棋は先手番ながら相手の得意を避けるためだけに消極的な指し方をしたのが災いし大苦戦に。1手違いにするのがやっとで、そのまま押し切られての負けとなってしまいました。
 アマ王将戦での代表決定戦負けは一昨年の北関東以来2度目。なかなか初代表は遠いです。
 
 翌日は昼から白瀧杯準決勝→棋王戦の取材と入っていたのでこの日は岡山まで戻って宿泊。翌日そのまま取材へ直行と慌しい2泊3日でした。