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雨宮編集長のコゴト

2014.06.06 | 週刊将棋編集部

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 6日に棋士総会があった。正確には日本将棋連盟通常総会という。連盟にとって最高の決議機関であり、会長・理事といえども、この総会の決議には従わなければならない。

 
 そういう会議なので、正会員であるプロ棋士がほとんど出席する。以前は将棋会館の研修室や大広間で行われていたが、人数が増えて収まらなくなり、今は会館のとなりにある「けんぽプラザ」のホールで開催されている。ただし、ここもキャパシティぎりぎりのすし詰め状態になっている。
 
 総会の冒頭が報道向けに公開されるので、取材に出かけた。今回は2年に1度の理事選挙もなく、それほどシビアな議題もなかったようだ。トラブルを期待する野次馬さんたちには面白くないだろうが、比較的おだやかな雰囲気だった。数年前の名人戦問題のころは、熱気でムンムンしていた。
 
 定刻になり、谷川浩司会長の挨拶で総会が始まった。続いて、恒例の新会員あいさつ。この1年で新しく正会員になった棋士が、先輩たちの前で自己紹介する。今回は石井健太郎四段、三枚堂達也四段、香川愛生女流王将、星野良生四段、宮本広志四段の順にあいさつした。
 例年は気の利いた一言で喝采を浴びる新人もいるので楽しみにしていたが、今回の5人は「○○○○です。棋士番号は○○○、○○○○門下です。よろしくお願いします」と、判で押したような挨拶が続き、がっかりした。そういう申し合わせだったのか、最初の石井四段がそうだったので合わせてしまったのか、偶然そうなったのかは分からない。
 記事は6月11日号に載せたが、特に注目すべき決議はなかった。
 
 さて、棋士総会当日には原則として対局がない。三段同士の対戦や、正会員ではない女流棋士の対局ならできるが、今年はそんな無理はしなかったようだ。
 金曜日に対局がないということは、土曜日印刷の週刊将棋にとっては楽な週末を迎えられるということだ。
 
 ああ、それなのに。なぜこの原稿を夜の11時過ぎに書いている?
 経費精算システム相手にうろたえてたアイツのせいか。パソコン持ち出し申請でつっかかっていたアイツのせいか。それとも、仮病疑惑のアイツのせいか。
 週末だからって、いっぺんに課長決済をまわすな!