2017.11.06
買い替えユーザ目線で徹底比較!
Camera・カメラ性能はiPhone 8 Plusで十分?
前面も背面も強化
美しいディスプレイの力をさらに引き出すのが、iPhone Xのカメラ機能です。特に前面のトゥルーデプスカメラは、従来のiPhoneカメラを覆すまったく新しいものに再発明されました。
画素数こそiPhone 8/8プラスのフェイスタイム(Face
Time)カメラと同じ7メガピクセルですが、背面と同じく被写界深度エフェクトを用いたポートレートモードに対応。圧倒的なクオリティのセルフィーを撮影できるようになります。さらに、iPhone Xではベータ版の「ポートレートライティング」がインカメラでも撮影可能です。
なお、iOS 11と同時に発表されたフレームワーク「Depth API」はサードパーティに開放されるため、サードパーティ製カメラアプリでも被写体をより正確に捉えられるようになります。
望遠側にも手ぶれ補正
背面には、iPhone 8プラスと同じく2つの12メガピクセルカメラが搭載されています。iPhone 8プラスは広角側のレンズのみ光学式手ぶれ補正機能がありますが、iPhone Xでは望遠側にも搭載。望遠側のレンズの明るさはf/2.4となり、遠くを撮影する際も手ぶれやノイズを抑えることができます。デュアル光学式手ぶれ補正と明るいレンズによって、暗い場所でも美しい写真が撮影できるようになりました。
iPhone 8/8プラスでも十分美しい写真を簡単に残せますが、やはり未来のスマートフォンであるiPhone Xのカメラ性能は圧倒的だといえるでしょう。
インカメラでポートレートモード撮影
顔認証システム「Face ID」(詳細は31ページ)のために作られたTrueDepthカメラによって、インカメラでもハイクオリティの写真が撮れるようになりました。赤外線カメラを使って正確に被写体を検出するため、レンズ1つで奥行き感のあるポートレート写真を撮影できます。
望遠側にも手ぶれ補正を追加
背面のカメラは位置が縦2列に変更されたほか、iPhone 8 Plusからさらにスペックアップしました。望遠カメラのレンズは、iPhone 8 Plusはf/2.8でしたが、iPhone Xではf/2.4とより明るくなりました。また、最先端のセブンマグネット方式を採用し、望遠カメラにも光学式手ぶれ補正を組み込んでいます。
iPhone Xだけのインカメラ機能
ポートレートライティング(ベータ版)は、本物のスタジオ照明のようなエフェクトをかけられるカメラ機能です。エフェクトは自然光に加えて、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)の4種類。iPhone 8 PlusとiPhone Xの2機種に搭載されていますが、インカメラでも使えるのはiPhone Xだけです。
True Toneフラッシュで明るく撮影
フラッシュはiPhone 8/8 Plusと同じクアッドLED True Toneフラッシュのため、暗い場所でも雰囲気を残しつつ、明るい写真が撮影できます。低速のシャッタースピードと短いストロボ発光時間を組み合わせたスローシンクロ撮影もサポートします。