2016.10.16
高効率コアで省電力
では、次にiPhoneの内部に目を向けてみましょう。まずはプロセッサです。iPhoneはモデルチェンジするごとに搭載プロセッサが新しくなっており、今回もiPhone 6s/6sプラスが採用していたA9から、最新のA10フュージョンにグレードアップしています。
最新世代のプロセッサであればそれだけ高性能・高効率化が見込め、普段の操作速度やバッテリの接続時間などに影響が出てきます。現にA10フュージョンでは高性能な処理が必要ないときは、高性能コアの5分の1の電力で動作する高効率コアを使って消費電力を抑えています。内部構造が変わったことで内蔵バッテリの容量もアップしており、iPhone 7では約14%、7プラスでは5%ほどのバッテリ容量が増えています。結果、iPhone 7では最長2時間、7プラスでは最長1時間、バッテリ駆動が伸びています。
バッテリがどれだけ持つかは、実に重要な部分。iPhoneの使い方や環境によって大きく左右されますが、実際に数日使っただけでもバッテリの持ちがよくなっていることは実感できます。
なお、センサ類に関して違いを調べてみましたが、指紋センサや3軸ジャイロ、加速度、近接、環境光、気圧計といった各種センサ類に変わりはありません。