第99回 CPUとGPUとメモリのカンケイ❷|MacFan

Mac Fanビギナーズ 教えて!Macのメカニズム

ハードウェアの構造、仕組みを知ろう!

第99回 CPUとGPUとメモリのカンケイ❷

文●吉田雷(MixtureScape)イラスト●吉永和夫

すべてのMacに搭載されているCPU、GPU、メモリというパーツは、それぞれどのような役割を持ち、どう連携しているのでしょうか。そのメカニズムを解説します。

【もっと知りたい?】CPUのスペックの見方が知りたい

CPUにはさまざまな種類があり、違いや特徴が分かり難いものです。主なMacに搭載されるCPUの世代やコア数、内蔵GPUの違いに注目し、CPUスペックの意味を理解しましょう。

 

Macに搭載されたインテルコアiシリーズはブロードウェル(Broadwell)世代のCPUがほとんどで、発熱量すなわち消費電力の少ないモバイル版CPUを採用したモデルが多いです。また、MacBookにはより小型で消費電力の少ないコアMシリーズが採用されています。

コアiシリーズはi3、i5、i7と数字が大きくなるほど性能が高く、多くのMacではi5、i7のデュアル/クアッドコアが採用されています。MacBookで採用されるコアMシリーズもm3、m5、m7と数字の大きさが性能を示し、MacBookではm5のシングル/デュアルコアが採用されています。基本的にコアが多ければ並列処理で全体の性能が上がり、発熱量を抑えるためクロック周波数が下げられるので、周波数だけを見ると4コアCPUのほうが低いこともあります。

また、内蔵GPUは数字が大きいほど高性能で、インテルHDグラフィックス(Intel HD Graphics)よりもインテル・アイリス・グラフィックス(Intel Iris Graphics)が高性能です。