第98回 FaceTime HDの仕組みってどうなってるの?(1/2)|MacFan

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ハードウェアの構造、仕組みを知ろう!

第98回 FaceTime HDの仕組みってどうなってるの?(1/2)

文●吉田雷(MixtureScape)イラスト●吉永和夫

Mac同士はもちろん、iPhoneなどのiOSデバイスともビデオ通話できるフェイスタイムHDカメラの仕組みについて解説します。

デバイス間で円滑なビデオ通話を行えるフェイスタイム

「フェイスタイム(FaceTime)」は、離れた場所にいる家族や友人、仕事相手などと顔を合わせてコミュニケーションできるビデオ通話ソフトです。Macでは以前「アイチャットAV(iChat AV)」というソフトと「アイサイト(iSight)」というカメラでビデオ通話が可能でしたが、iPhone 4に「フェイスタイム」が登場したことで、Macもフェイスタイムという呼び名に統一されました。HDは搭載されたカメラが高解像度という意味です。

ビデオ通話にはカメラとマイクがお互いのデバイスに備わっていることが前提となりますが、一部のMacを除いてほとんどのモデルで標準搭載されています。現行のiMacとMacBookプロに採用されている「フェイスタイムHDカメラ」は1280×720ピクセル(720p)という高解像度でビデオ通話ができ、さらに集音マイクを2つ搭載することで音声がクリアに届くという特長があります。

もちろんiPhoneやiPadなどのiOSデバイスとMacの間でビデオ通話も可能です。相手の利用するアップルIDか電話番号がわかれば、連絡先からすぐにビデオ通話が開始できるのです。