2016.01.20
アップル製品の多くに搭載される「ブルートゥース(Bluetooth)」は、さまざまな周辺機器と接続してワイヤレス通信できる無線規格です。その詳細について理解を深めましょう。
身の回りのさまざまな機器をワイヤレスにするブルートゥース
ブルートゥースは、数10センチメートルから見通しのよい数十メートル程度の距離で、機器同士の通信を行うための無線規格です。Macでは以前から標準で採用されており、キーボードやマウスをはじめ、ヘッドフォンなどの周辺機器をワイヤレス接続するのに用いられています。
もともとは携帯電話と周辺機器の接続を標準化するために定められた国際規格で、各メーカーが手軽に採用できる汎用性の高いテクノロジーで構成されていることも特徴です。通信にはWi−Fiの802.11b/g/nと同じ2.4GHz帯の電波が用いられ、デバイス本体と周辺機器が用途に合わせた共通の「プロファイル」を持っていれば、「ペアリング」という機器登録作業を最初に行うだけで簡単に接続し利用できます。
独自規格のワイヤレス製品と比べると安価に製造でき、また汎用性の高さからアップル製品をはじめ身近なワイヤレス機器の多くがブルートゥースを採用しています。