2018.11.22
インバウンド観光客へのPRには、進化を続ける「Googleマップ」を活用せよ!
場所や道順を調べるアプリとして多くの人が利用する「Googleマップ」。実は、マーケティングツールとしてさらにはインバウンド観光客向けのメディアとしても見逃せぬ存在になってきているのです。
単なる地図ではなくマーケティングツール? Googleマップの本当の顔とは
日々の生活に欠かせぬツールとして、多くの人が利用するGoogleマップ。そのメインの機能は、住所や名称から場所を見つけ出し、そこへの行き方を調べるといった地図としての使い方であることに変わりはありませんが、その一方で「地図を活用したマーケティングツール」としての色合いが強まっており、リアル店舗や観光スポットの運営や管理に携わる人にとっては、けっして見逃すことのできないツールへと変化してきているのです。
そのことは、Googleマップで店舗を検索すればひと目でわかるでしょう。そこには、店舗の住所や電話番号、URL、営業時間といった基礎的な情報のみならず、店舗や商品の写真や動画、さらには星印を使った評価やクチコミ情報にいたる多様な情報が表示されます。また、検索したのがホテルであれば、価格の確認や予約が、劇場や映画館の場合も予約ができたりします(地域によってできることは異なります)。
そして、Googleマップの最大の特徴は、「経路」のボタンをタップすればそのまま、電車の乗り換え方や道順、車での行き方などの、その場所に向かうための情報が表示されることです。「いいな」と思ったら、別のアプリを開くことなく案内をしてくれる…リアル店舗や観光スポットを運営する側からみれば、「顧客を連れてきてくれる」強力なソリューションとみなすことができるわけです。
だからこそ重要なのは、Googleマップのページに正確で、かつ、ユーザーを惹きつけるような情報を表示させることです。まず確認すべきは、住所や電話番号、営業時間、店休日、地図上の表示位置といった重要な情報が正しく入力されているかという点です。もしもそれらの情報が誤っていると、店に向かっているお客様を逃すことになってしまうかもしれませんし、「もうお店がなくなっていた」と勘違いされることすらあり得るのです。
また、クオリティの高い写真を用意することや、口コミへの対応をすることも大切です。これらの重要性がいかに高いかは、Webマーケティングに携わっている方にはあえて説明するまでもないでしょう。
しかし問題は、Googleマップの店舗や観光スポットの紹介ページには、そもそもユーザーが投稿した情報や写真が掲載されるという点です。そのため、時折、誤った情報や意図に反する内容が掲載されてしまうことがあるのです。そこで必ずやっておきたいのが、「Googleマイビジネス」に登録し、ビジネスオーナーになることです。登録すると情報や内容を運営者として書き込んだり、口コミに対して返信をすることもできるようになります。投稿サイトであるというその性格上、自分で投稿した写真を任意の位置に(たとえばトップに)表示させることができないなど、すべてをコントロールすることはできませんが、内容の正確性を保つことはできます。まずはGoogleマップの重要性を意識して、その中身に注目するといったところから始めるといいでしょう。