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One's View コラム Web Designing 2018年6月号

【コラム】「検索できない」ものと巡り合う価値 今号のお題「コンテンツ」

さまざまな方々に、それぞれの立場から綴ってもらうこのコラム。ひとつの「お題」をもとに書き下ろされた文章からは、日々の仕事だけでなく、その人柄までもが垣間見えてきます。

今月のテーマは「UX視点でみたコンテンツ」ということで、「UX」も「コンテンツ」もテーマ広すぎ! と思っているのですが(笑)、最近Twitterで見かけて感動したUX体験についてお話しさせてください。

私たちのような小さな組織の場合、いろいろなことを限られた予算の中でこなさなければなりません。既存のブログサービスやSNSなど、専門知識や予算がなくても誰でも気軽に使えるもので戦わなくてはいけないことが多いかと思います。裏を返せば、誰でも同じツールやフォーマットを使う中で、どのように自分たちだけの「特別な体験」をつくり、いかに届けるかを考えなければならないか、ということかと思います。

先日、友人が突然「簡単なアンケートに答えてください。あなたにオススメの本を一冊レコメンドします。」と、ツイートしているのを見かけました。リンクを開くと、「今の気分は?」や「その本を読んだ後にどんな気持ちになりたいか?」「好きな映画は?」など、いくつかの簡単なアンケートが書かれており、それらに匿名で回答するとTwitter上でぴったりの一冊をお勧めしてくれるというものです。

AmazonやGoogleで世界中の本を検索して購入することはできますが、検索できないものに巡り合う機会って、今ってとっても稀有な体験だと思うんです。私も普段から、本や映画、漫画を使ってその時の自分の気持ちや感情を確認したくなる時があります。書店にふらりと寄って、その時どんなジャンルやタイトルに興味が向き、気持ちが惹かれるのか。自分でもわからなくなった時に、探し当てに行くような感覚です。それでもやはり書店に並んでいる本は新作だったり、話題の本だったりして、これ! という答えが見つからないこともしばしば。そんな時に誰かからレコメンドされる、「突拍子もない1冊」との出会いはとても貴重な体験だったのです。

また、時を同じくして、友人が1年前から始めたというクローズドのLINEグループに入れてもらいました。これは自分が読んでいる本を、ただ共有して、みんなで「えらい!」と褒め合うだけなのですが、インターネットや書店ともまた違った本との出会いがあって、自分でも「読んでみよう」となります。

これらの「検索では探せない」価値をビジネスとしてどう活かすかはなかなか難しい訳ですが、一人ひとりにカスタマイズされた体験の流れというのは、今後ビジネスの世界でもどんどん加速していくように感じています。

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写真は「オススメの本をレコメンドしてくれる」実際のツイートです。友人の編集者による試みですが、検索では決して出会うことのない1冊に巡り会えるという、貴重な体験をしました!
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ナビゲーター:峰松加奈
新卒で外資系消費財メーカーに入社し、2015年夏より大阪の中小企業・木村石鹸工業(株)に転職。商品企画部門がなかったため、マーケティング室を立ち上げて自社ブランドの開発・育成に日々奮闘中。目標は、今までにない革新的なブランドを作って、「家事」の概念を変えること。木村石鹸ブログ:http://www.kimurasoap.co.jp/blog/ Twitter:@mnmtkn

掲載号

Web Designing 2018年6月号

Web Designing 2018年6月号

2018年4月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

Webビジネスの成功は【UX視点のコンテンツ】にある!

サンプルデータはこちらから

【その情報を一番欲しがっているユーザー】に、
【最適な形】で、
【発信側の希望通りの行動】を促す
UX視点のコンテンツ戦略・制作方法!

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UXでキラーコンテンツを生む方法

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近年、盛んに「UX」の重要性が叫ばれていますが、それはサイトのデザインだけの話ではありません。
Webに掲載し、ユーザーに読んでもらう・見てもらう「コンテンツ」こそ、Webビジネスの成否を握っていると言えます。

例えば自社の商品を「もっとも必要としている人」に、商品の魅力を十二分に理解してもらい、前向きな反応をしてもらうには、
サイトに載っている情報(キャッチコピーや説明文、ビジュアル、映像など)が刺さらなければ意味がありません。

その確度を上げるために有効なのが、「UX」視点です。
Web Designing 6月号では、より実践的に、UXの考え方を実際のWebビジネスに落とし込むための方法を網羅しました。
誌面を読んで、実際に手を動かしてみてください。

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「質問に答える」「付箋を貼る」「定型書式に書く」だけで、
自社に必要な「ユーザー視点のコンテンツ」が見えてくる!

◆答えるだけ!自社サイトに足りない“愛”診断
質問に答えて、どれだけターゲットになる読者のことを把握しているか、ユーザー目線で見られているか、現状を把握しましょう。


◆貼るだけ!付箋ではっきりさせる課題と方針
自社サイトをユーザーにとって何の役に立つものにしたいか、どんな情報を公開べきかが見えてきます!


●書くだけ!自動化できるテキストコンテンツ制作用フォーマット
定型の書式に書いていくだけで、文章が苦手な人でも効果が期待出来る文章が出来上がります!


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◆ユーザー調査・設定
コンテンツの成功は「ペルソナ」にある!伝えたい「読者像」を浮き彫りにする調査・考察方法

◆コンテンツ戦略設計とKGI/KPI設定
浮き彫りにした対象読者に、[何を][どのように]提供し、[どう感じてもらうか][どういった行動を取ってもらいたいか]の戦略の立て方

◆コンテンツ制作
届けたい相手の「行動変容」を促すユーザー目線(UX視点)の具体的テキスト・コピー・ビジュアルその他の作り方・限られたリソースを有効利用した制作体制の作り方


●これからはSEOに加えて、「SXO」が重要!
いかに検索で行き着いたユーザーの意図を捉えたコンテンツを作成し、検索体験を満足いくものにできるかどうかが今後のWebビジネスには必須になります。そのためには、UX視点での分析・施策が欠かせません。

■コンテンツの見せ方
せっかくのコンテンツ、一生懸命会心の作を作っても、見てもらわなければ意味がありません。コンテンツの「見せ方」も、ユーザー目線を持って考えなければ、「見えてるのに認識されない」「結局記憶に残らない」ということが往々にして起こり得るのです。では、発信するコンテンツを効率的に効果的に見せるにはどんなことを考えればいいのでしょうか。




<こんな方にオススメです>
■中小企業のWeb担当者
 ・自社メディアにかける予算なし
 ・本業の片手間でやらざるをえない
 ・プロジェクトチームを組める余裕はない

■引き継いだ、やる気だけはある未経験の担当者
 ・何書いていいかわからない

■自社メディアを始めてはいるが、停滞期に入っている
 ・PVが下がりもしないけど伸びもせず、サイトが役割を果たしているかわからない

■UXをまずは何から始めていいのかわからない
■UXってデザインだけじゃないの?
■そもそもUXってなにがよくなるの?
■部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
■理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい

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