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UXデザイナーの理想と現実_開発会社フェンリルに聞きました Webデザイナーの働き方改革

ソフトウェアやアプリを多数開発するフェンリルには、受託側の立場から「社内で必要としたくなるUXデザイナー」について話をうかがいました。

Question▶︎ UXデザイナーとはどういう存在だとお考えですか?


 

「依頼相手と徹底的にコミュニケーションできるか? ヒアリング能力が求められる職業です」

私たちにとって、主な案件はソフトウェアやアプリ開発のご相談、というケースです。ご相談時点でのフェーズもまちまちで、かなりゼロに近い状態からサービスをつくり上げるところまで求められたり、いくらか進んだ状態からどう打開すべきかを相談されるケースまであります。さまざまな状況に共通するのは、ユーザーにとって使いやすいのかどうか、という観点。対応方法はケースバイケースですが、私たちの基準は、何よりもエンドユーザーが使いやすいかどうか。これらに応えるためのすべてが、UXデザイナーに求められる資質だと考えています。

UXは、よくUIと並列で語られる機会が多いですよね。そのことが現場や多くの企業を混乱させています。もちろんUIはUXを考える一部ですが、その他にもっと多くの考えるべき要素があります。ですので、私たちがUXに踏み込む際は、クライアントと徹底したコミュニケーションを行い、クライアントが抱える課題をあぶり出します。UXデザイナーと名乗りたいなら、ヒアリング能力は必須。いかに相手から課題を引き出せるか? コミュニケーション力が問われます。

他にも、ユーザーに近い被験者を呼 んでのユーザーテストの実行や、新サー ビスの立ち上げであれば「該当サービ スが本当に受け入れられるのか」、プロ トタイプをつくっては改善を繰り返すこ ともします。UXデザイナーなら、こうした すべてについて、ジャンルを限定せず横 断的にできる存在であってほしいですね。

クライアントの真意をあぶり出すための巧みなヒアリング能力もUXデザイナーには備えておきたい特性

 

荻野博章
フェンリル(株)デザイン部次長。デザイン部門のマネージャーを経て、2015年4月のデザイン部立ち上げより現職。東京、大阪に在籍する32名のデザイン部を統括する立場にある。共著に『プロトタイピング実践ガイド』(インプレス刊)など。

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掲載号

Web Designing 2018年2月号

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2017年12月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

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そこで、サイトの改善を急務として考えている方は多いと思います。

Webサイトの弱点を改善して、成果の出せる武器にしたい、もしくは、Webを有効活用した新しいビジネスを立ち上げたい。そうお望みの方に、「UX(ユーザー体験)」のノウハウをお勧めします。

UXとはとても端的に言えば、ユーザー視点で設計やデザインを考えることです。マーケティングの世界は、ユーザーの心をとらえる「体験を売る」時代になり、ますますこの考え方が取り上げられるようになりました。ただ、「UX」という言葉が先行して、イマイチ何のことかわからない、理論はわかるけど実際にどこから手をつけていいかわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

UXは闇雲に叫んでも成功するものではありません。そこには理論に基づく準備やプロセスがあります。
本特集を一通りお読みいただければ、無意識にUXの理論や見るべき視点、メリットや期待できる効果などが把握でき、みなさんのビジネスの現場で応用ができるようになることでしょう。

【段違いの成果が出るUXの「5プロセス」】

[1]心を1つに。
プロジェクトチームの意識共有を図ろう

[2]お客様を知る。
ユーザーの「ホンネ」や動向を知ろう

[3]商品を知る。
プロジェクトにおけるビジネス的課題を把握しよう

[4]理想を描く。
商品のあるべき姿を描き、実現のためのアイデアを練ろう

[5]つくる・見せる・話を聞く。
原型を部外者に試してもらい、反応を見よう


<こんな方にオススメです>
・UXをまずは何から始めていいのかわからない
・UXってデザインだけじゃないの?
・そもそもUXってなにがよくなるの?
・部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
・理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい
・Web解析時のUX評価方法や改善方法を知りたい
・UXの重要性をクライアント・上司に理解してもらいたい
・効率よく成果をもたらすためのテクニックを知りたい

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