2018.01.19
UXデザイナーの理想と現実_プロデューサー西村真里子さんに聞きました Webデザイナーの働き方改革
国内外を飛び回り、新規事業の戦略策定などを行うプロデューサーでありファシリテーターでもある西村真里子さんに、理想のUXデザイナー像をインタビュー!
Question▶︎ UXデザイナーを志す人に言いたいことは?
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「名は体をなす! どんどん名乗ってもいいのでは? その代わり、責任が伴うことも忘れずに」
「UX」はどこからどこまでを指すのか? その点は人それぞれにしても、「体験 をつくること」がUXデザイナーだとする なら、多岐にわたるユーザー体験に関 与する存在とも言えます。“こうあってほ しい”と思うUXデザイナー像を言うと、 精緻なマーケティング調査に基づいて、 十分な御膳立てができた段階から着手 するのではなくて、プロトタイプをバンバ ンつくり出せる人。検証を重ねながら、 何度も修正を試みてつくり直せる、柔軟 で機動力のある人。完成度の高い成果 物を一度つくりきって終わりではなく、 運用しながら状況の変化に応じて即座 に修正できる人が向いていると思います。
ビジネス的な裏づけはとても重要な ので、運用を通じて利益を生み出せる 人もですね。そのほうが時代にも合って います。ユーザーの声をちゃんと聞き入 れて反映できる、数字への意識もある 人でないと、UXを扱いきれないのでは?
そう考えると、WebデザイナーはUIに 限定されていたとしても、ユーザー体験 に寄り添う仕事を重ねてきた立場。UX デザイナーとはつながっていると思うし、 WebデザイナーからUXデザイナーへの キャリアチェンジは十分に適性がありま す。私の勝手な意見を言うと、もう「UX デザイナー」だと名乗ってしまえ(笑)。
対外的に名乗ることで責任が伴いま すよね。必然的にUXを考えたソリュー ションに立ち向かい結果を求められたり、 自らを飛躍させてくれるはずです。