2017.07.19
実録! Facebookページの運営 実際の現場から、最善のFacebookページ運営について学ぶ
ビジネスにおける最適なFacebookページの運用のあり方とは? 百聞は一見に如かず。今回は、Q&Aや施術例などのコンテンツを700以上も用意したオウンドメディアの個人運営でブレイクを果たした美容院が舞台! Facebookページを効果的に運用する現場を取材した。
Photo:合田和弘
Facebookページで達成したいこと『たまに「髪を切るならココ」と思い出してほしい』
STEP 1 自らの状況を整理して、目的を割り出す
新規参入、後発店が激戦区で勝負するためには?
今回の舞台は、東京都町田市にある美容院。2年前に開業した後発店ながら、現在も日々盛況とのこと。そうした状況を呼び込んだのは、キャリア16年という店長・宇野和弘さんの経験や技術力はさることながら、Webサイトを中心にしたデジタル戦略で獲得した知名度や信頼性がある。
新規参入の店舗がデジタルを通じてブレイクを遂げた背景は何か? あわせてFacebookページが果たした役割について取材で解き明かしたい。
前提となる概要は上にまとめている。宇野さんは髪に関するQ&Aコンテンツを700以上用意して、自然検索経由で新規流入数の獲得を画策した。LINE@などで髪の悩みの問い合わせにも年中無休で対応する体制を整えている。
STEP 2 Facebookページの役割を導き出す
順調に新規顧客数が伸びている
髪に関する膨大なコンテンツという売り(Webサイト)に対して、Facebookページの位置づけは?
「Facebookページのほか各種SNSは、どのユーザーにとってもしっくりくるチャネルで対応したくて用意しました。基本はWebサイトですので、SNSは一度でもつながりが生まれたユーザーとの関係性を維持する役割が大きいです。それと本サイトへの回遊促進目的ですね」
比較的Facebookページには、年齢層が高めなユーザーが多い傾向が見て取れるほか、同業の美容関係ユーザーが「いいね!」してくれやすいとのこと。
実は1年前の10月号(オウンドメディア特集)でも宇野さんを取材している。当時より各指標の数値は右肩上がり。順調に階段を昇っている状態である。