2017.07.18
Facebook投稿を明るく続けられる理由って? 「SNS運用がうまい」といえばこの会社 教えて、キングジムの中の人!
「いいね!」も「リーチ」も全然増えないと悩みの深いFacebook担当者から見れば、SNSで存在感を示すキングジムさんは、眩しい存在に見えるかもしれません。しかしその現場はやっぱり「試行錯誤の繰り返し」でした。そんな彼女たちが見つけた運用のコツとは?
Photo:山田秀隆
Facebook投稿で「♡」をやめたその理由
SNS活用をうまく活用することで知られるキングジム。Facebook担当のお二人に、日々なにを考え、どんなふうに取り組んでいるのか、いろいろな角度から質問をしてみることにしました。参考になる話がたくさん聞けましたよ!
─ お二人で担当されていたんですね。
宮崎 昨年6月から二人になりました。それまでは大塚が一人だったのですが。
大塚 私は2015年に入社してすぐ、前任者から引き継ぐ形で担当になりました。キングジムのSNSではTwitterのほうが知られているので、Facebookチームが取材を受けることはあまりないんです。ちょっと緊張してます(笑)。
─ 今日は弊誌で連載をしていただいている小林せかいさんの未来食堂におじゃましています。せかいさんにも個人商店の代表として参加してもらいます。
せかい 今日はすごく楽しみにしてました。Facebookについて聞きたいことがあるだけじゃなくて、私、キングジムの「ポメラ」のヘビーユーザーでもあるので。本や原稿はすべて「ポメラ」で書いてるんです。
宮崎・大塚 ええっ!
宮崎 感激です! 私が開発に所属していた当時関わってた商品なので!
─ 「ポメラ」の話が出たところで、キングジムの紹介をしていただけますか?
宮崎 はい、弊社は「キングファイル」、ラベルライター「テプラ」をはじめ、「ポメラ」のような電子文具や「オフィス環境改善用品」と呼んでいるオフィスまわりを便利にする商品、最近では女性向け文具までを幅広く扱う文具・事務用品メーカーです。
─ ありがとうございます。今日は弊誌の岡も、伺いたいことがあるということで参加させていただきます。
岡 キングジムといえば、ユーザーと向き合う企業というイメージがありますよね。SNSをうまく使っているという印象も強い。ところでFacebookとTwitterはそれぞれ別の方が担当されているんですか?
大塚 はい、同じ広報室の者が2名、「姉」「妹」としてTwitterを担当しています。
岡 Twitterと比べると、Facebookのほうはキャラを抑えた感じですね。
大塚 ファンになってくださっている方の年齢層が30~50代と、Twitterと比べて高いことや、FacebookというメディアにTwitterと公式リリースの中間の性格があると感じていることから、いまのトーンに落ち着いています。ただ、以前は文末に「♡」を付けていた時期もあります(笑)。試行錯誤の連続です。