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特別企画 [PR] Web Designing 2017年4月号

資格で広がったクリエイターとしての視野 わたしたちのターニングポイント

エンジニアとして、これまで自分の知識を高めることを追い求めてきた山田大樹さんに転機が訪れた。そのきっかけとなった出来事とは。そしていま、彼が目指す先とは。
Photo 五味茂雄(STRO!ROBO)

Webサイトの制作、開発のみならず、企画に始まる上流工程から、サーバホスティングやコンタクトセンターの構築に至るまでをワンストップで提供する株式会社フォーク。総勢150名になる大所帯の制作会社だ。そのフォークで働く山田大樹さんは、サーバサイドエンジニアとして、さらに昨年からは「ユニット」と呼ばれる社内チームの一つを統括するマネージャーの役割も担っている。

そんな山田さんの、8年になるエンジニアとしてのキャリアは、不運としか言いようのない「空白」から始まった。

 

知識を追い求める理由

「自分が新卒で就職した2008年は、リーマンショックの影響で製造業が大不況に陥った年でした。勤めていた自動車のシステム関連の開発会社もその煽りを食うかたちで仕事が大幅に減ってしまい、その結果、自分たち新人はリストラされたり、閑職に追いやられたりしたんです。自分はたまたま会社に残ることになったのですが、このままエンジニアとしてのキャリアを積めるかどうかすらわからない不透明さに耐えられず、結局、退職したんです」

そんな山田さんを「拾ってくれた」のがフォークだった。

「大不況下で、経験も知識もない自分には会ってもくれない会社がほとんどだったのですが、この会社は話を聞いてくれて、チャンスをくれた。本当にありがたいと思いました」

やっとエンジニアになれた山田さんは、はからずもできてしまった「空白」を埋め戻そうとするかのように仕事に打ち込むだけにとどまらず、プライベートの時間を割いてまで勉強に取り組んだという。

「役立ちそうな資格を片っ端から取っていったんです。情報処理に関するもの、データベースに関するもの、それにPHPとか…。平日は目一杯仕事をして、休みの日は資格のための勉強をして。自分でもちょっとやりすぎかなと思うくらいに打ち込んだ時期もありました。他の人からしたら資格マニアにしか見えなかったと思いますが(笑)」

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フォーク代表取締役会長の塩川淳史さんと
山田さんにとって塩川さんは、エンジニアの先輩として、刺激を受ける存在。社内のユニット化に際しては「HTML5プロフェッショナル認定試験」の取得についてなどの意見交換をしている

 

クリエイターの「共通言語」を

その山田さんが、いま、周囲に取得を勧めている資格がある。それは「HTML5プロフェッショナル認定試験」だ。その理由の一つは、試験の内容にある。

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HTML5プロフェッショナル認定試験
LPI-Japanが認定する、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を認定する資格。マルチデバイスに対応した静的なWebコンテンツを中心としたレベル1、Webアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計をテーマとしたレベル2の2つに分かれている

「資格試験の中には、取得のための特別な勉強をしなければいけないものも少なくないのですが、この資格の場合は、現場との親和性が高いので、勉強したことがそのまま現場で活きると感じたんです」

もう一つ、冒頭で触れた社内の体制変更も理由だ。デザイナー、ディレクター、エンジニアと、それぞれ専門領域の異なるクリエイターが肩を並べて仕事をする環境には「共通言語」が必要だと考えているのだ。

「いまでもよく思い出すのがエンジニアになって2年目に携わった、ある大型案件。コミュニケーション不足が積み重なって、危うく深刻な事態を招きかけました。伝えたつもりが伝わっていなかったり、そもそも伝えるべき言葉を持っていなかったり」

では、Web制作に携わるものが持つべき共通言語とは何か。山田さんは「HTML」をそのひとつだと考える。

「エンジニアにはぜひレベル2まで挑戦してほしいし、デザイナーやディレクターにもレベル1の取得は勧めたいです。それぞれのスキルを高めることが、チームとしての力を高めることにもなるでしょうし」

マネージャーとしての一歩を踏み出した山田さんは、自らの経験を下敷きに、いま、チームの成長を考えている。

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株式会社ビームス
山田さんのユニットでは(株)ビームスの基幹業務システムなどの大型案件を担当した(図版は企業サイト)。開発も長期間に及び、技術や経験が要求される仕事だった
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ヨンマルマルキュー
フォークが運営する「ヨンマルマルキュー」は、IoTに代表されるヒューマン・インターフェイスをテーマとしたオウンドメディア。所属するクリエイターがそれぞれにテーマを設けて実践、記事を執筆している。山田さんもArduinoを使った「真夏のArduino」という記事を投稿している

企画協力:特定非営利活動法人エルピーアイジャパン

掲載号

Web Designing 2017年4月号

Web Designing 2017年4月号

2017年2月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

サンプルデータはこちらから

企業のIT推進担当者やネット運営者に向け、ネットビジネスの課題を解決するノウハウや最新情報をお届け。徹底した現場目線とプロへの取材&事例取材で、デジタルマーケティング施策に取り組む上での悩みや疑問、課題を解決するヒントを紹介します。

4月号のテーマは「エンゲージメント」です。

競合他社のひしめく中、顧客に自社商品・サービスを選んでもらい、さらにリピートしてもらうのはなかなか難しい現在。
価格競争に巻き込まれることなく安定した収益を見込むための戦略の1つとして「エンゲージメント(愛着・共感)」向上があります。
顧客に自社商品、ひいては会社自体に興味を持ってもらい、贔屓にしてくれる「上客」を育てるにはどうすればいいのでしょうか。

本書では、「安定した収益を見込むための顧客エンゲージメント向上」をベースに、
顧客エンゲージメントを高めるとどんないいことがあるのか?
エンゲージメント(愛着・共感)を高めるには?
顧客のエンゲージメントは今どうなっているかを把握するには?
現在の顧客の声をデジタルをベースに聞き出すには?

と、段階と施策に分けて丁寧に解説します。



【Chapter01】
安定収入を得るためには?
_エンゲージメントを上げることのメリット
_顧客の共感や満足度を高めること
_顧客の満足度とはどういうことか
…etc

【Chapter02】
共感や満足度を高めるためには?
_カスタマーサクセスで成功のプランを設計する
_顧客を知るためのカスタマージャーニー
…etc

【Chapter03】
現状を知るには?
_指標を持つことの重要性
_NPSで測れること、わかること
_CESで測れること、わかること
_なにを改善するかを理解する
…etc

【Chapter04】
顧客の声を聞くには?
_各種アンケートで顧客の声を聞く
_SNSを利用する
…etc


SNSのエンゲージメント率とは?

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