2016.07.06
自社にはどれが合う? 利用すべきSNSの最適解 Part1 Twitter、Facebook、Instagramの特徴と使いこなし
Illustration :小平淳一
SNSを始める前には「事前の設計」を
企業がSNSをこれから始めようとするとき、はやりのSNSを使おうとしてしまいがちだ。しかし、どのSNSが自社に向いているのかを十分に検討せず、見切り発車でスタートしてしまうと、適切に運用しきれずに、中途半端な結果になりかねない。そうならないためにも、SNSを始めるときは「事前の設計」が重要だ。
そのためは、SNSを使って誰にアプローチしたいのか。その誰かはどんなライフスタイルを送り、SNSをどのように使っているのか。どのような情報を得たら喜び、自社の情報を継続的に見てくれるようになるのか。また、運用にはどのような体制が必要で、リスクを回避する準備として何が必要なのか、といったことを考慮する必要がある。こうした検討を重ねれば、自社に最適なSNSが見つかるだろう。自分たちがSNSを使う意味、できることを整理してはじめて「どのSNSを使うか」を考える段階に移るわけだ。
また、「SNSは自社情報を無料で宣伝できるサービス」という認識を捨てることも重要だ。もともと自社のファンであるユーザーとのロイヤリティを高めるだけなら、それでも良いだろう。人手がかけられない場合、その割り切りは一つの正解でもある。しかし、潜在顧客層にリーチするために使いたいという企業は多い。そのためには、人材の投入や広告の活用は不可欠だ。そうしてうまく活用できれば、SNSは比較的低コストで、顧客との高いロイヤリティを構築できる。
では、利用すべきSNSの最適解はどのように見つければいいのだろうか。そのヒントとなるべく、3つの主要SNS「Facebook」「Twitter」「Instagram」の特徴や使い方を紹介していこう。