2016.07.01
SNS最大活用のポイントは「予算」と「権限」
今回「SNSに適した組織」をテーマに原稿を執筆してくれた中村健太さんは、自社メディアのユーザー獲得にSNSを最大限活用している。その運用スタンスとは?
Photo:黒田 彰
中村健太 Kenta Nakamura(写真左)
(株)ビットエーCMO。日本ディレクション協会会長、Kaizen Platform, Inc コンサルタント
飯野希 Nozomu Iino(写真右)
(株)ビットエー BITA デジマラボ編集長。元キヤノンのエンジニアという異色の経歴を持ち、現在はデータサイエンティストとメディア編集長を兼任
「デジマラボ」は中村健太さんが属する(株)ビットエーが運用する、デジタルマーケティングをテーマとしたオウンドメディアだ。マーケティングオートメーションや人工知能といった最新のテーマを現場の視点から紹介するもので、今年4月にローンチしてわずか1カ月で、すでに10万PVを超える人気を博している。
プロデューサーの中村さんは、同メディアの企画立案者でもあるが、企画の発想からローンチまでにかけた時間はたったの2週間だったと振り返る。
「準備のための時間とお金があるなら、とにかくスタートしてしまったほうがいい。スタートすればユーザーの反応を見ることができますから。反応が悪かったら直し、良ければ追加投資をする。ユーザーとの距離が近いネットメディアでは、このやり方がいちばん合理的なんです」