2016.03.31
モール間の管理・連携を自動化してくれるツールがすごい●特集「ECサイト、次に打つべき6つの施策」 店舗増やしすぎで大混乱状態なら!
「1店舗だけで手一杯。店を増やしたって在庫管理でパンクしちゃうよ!」
「売り上げ増の鍵は出店にあり。ツールを使えば多店舗も怖くない!」
Illustration:我喜屋位瑳務
顧客は「モールに付く」
「多店舗展開」はECショップが売り上げを上げる最大の方法の一つだ。楽天市場、アマゾン、Yahoo!ショッピング‥‥と店舗を増やしていくことが売り上げ増に直結するのだ。その際に事業者が心配するのは、「それぞれのモールに、同じようなお店を出店してお客様に嫌がられるのではないか」という点だろうが、心配は無用だ。複数のモールを“カブって”利用している顧客は5%にも満たない、と言われているからだ。ほとんどの顧客は、ショップの前に「モールに付いている」のだ。ちなみにロイヤリティの高いユーザーは本店で購入することが多い。
顧客はそれぞれ自分の気に入った場所にいてそこから離れない。数多く出店すれば売り上げ増が見込めるのはそのためだ。
店舗を増やす際の最大の問題とは?
多店舗展開を行う際には、本店、各モール店ごとに担当者を付け、それぞれが独立して担当するケースが多いだろう。各モールごとに、手続きの方法や管理画面の操作など、多くの異なる点があるためだ。
ただし、そのやり方にはデメリットがある。商品データや情報ページのデータ、さらにはバナーなどもそれぞれの担当者が扱うことになるため、同じような業務が並行して発生する。すなわち無駄が増えてしまうのだ。ならば、一人が全てを担当できればいいが、それはそれで多大な手間がかかる。