2016.03.23
顧客の利便性を最大限に実現。それが事業者にも利益をもたらす●特集「ECサイト、次に打つべき6つの施策」 マーケティングスイートプロが薦める最新デジタルツールレポート②:Amazonログイン&ペイメント
昨年5月に国内サービスを開始して以来、すでに数百にも及ぶECサイトが採用しているという「Amazonログイン&ペイメント」。その提供価値のポイントを、同事業を担当する井野川拓也さんに聞いた。
Amazonログイン&ペイメントとは?
「Amazonログイン&ペイメント」は、「PayPal」や「Yahoo!ウォレット」のような、いわゆるウォレット系の決済・ペイメントサービスの一つだ。アマゾンを利用しているユーザーなら、そのアカウントに登録された配送先情報やクレジットカード情報を利用できる仕組みだ。
アマゾン ジャパンで、同事業を担当する井野川拓也さんは、このサービスを「まず第一に、お客様のことを考えた仕組み」だと話した。
「『Amazonログイン&ペイメント』は、そもそも、お客様により多くの品揃えを提供したい、という発想からスタートしたサービスなんです。我々としては、もちろん自社サイトでの品揃えについて努力をしてきているわけですが、例えば『出前館』(https://demae-can.com/)さんのような出前サービスであるとか、『劇団四季』(https://www.shiki.jp/)さんのような席種まで指定した上でチケットを購入できるサービスまでは、提供できていません。また、ファッションブランドのように、自社サイトでの購入にこだわって販売をされているショップもあります。そういった品揃えについても、お客様に提供することができないか。そう考えて、お客様が普段から使用しているAmazonアカウントを利用してお買い物できる仕組みとして実現しました」
その「Amazonログイン&ペイメント」で、アマゾンが重視しているのは、顧客にそれを“どう提供するのか”という点だ。