2016.04.20
予算数万円からでも今日から結果が出る!●セルフサービス式Twitter広告のススメ[1] 中小法人・個人事業主に最適! はじめてのSNSマーケティング
ユーザーの趣味嗜好にあわせて配信できるソーシャルメディア広告の重要度が高まっているが、何から始めればよいかわからない人も多いはず。そこで、お手軽・安価・その日から始められる「セルフサービス式Twitter広告」を紹介しよう。
新しいセルフサービス式広告は従来のソーシャルメディア広告と何が違うのか、Twitter広告の利点とは何かを知ろう。
セルフサービス広告の利点
「ECサイトの売り上げを増やしたい」「店舗やイベントにもっと集客したい」「アプリのダウンロード数を増やしたい」など、ビジネスにはさまざまなニーズがある。とはいえ、多くの中小規模の会社や個人事業主は、商品やサービスを宣伝するための費用を潤沢に用意できるとは限らない。また、とにかく多くの人に向けて宣伝するよりは商品・サービスのよさを共感してくれる少数の潜在的顧客に対してダイレクトに伝えたいというケースもあるはずだ。
そうした場合には、ソーシャルメディアを利用したプロモーション広告、その中でも広告代理店を介さず実施できる「セルフサービス式」の広告がおすすめだ。特に、2015年11月から中小ビジネス・個人事業主向けにセルフサービス式広告を開始したTwitter広告は、ソーシャルメディア広告をはじめたいという人にとって最適な選択だ(01)。ほかにもFacebook(02)やInstagram(03)もセルフサービス式の広告を実施しているので、それぞれのサービスの特性を理解したうえで利用しよう。
これらのセルフサービス広告には3つの大きな特徴がある。1つ目はその名のとおり、企業内の担当者や個人が予算配分や表示する広告(クリエイティブ)を「自力で」運用して掲載すること、2つ目は広告の掲載がほかの広告主との競争で決定する「オークション方式」を採用している場合が多いことだ。競合が多いキーワードではクリック単価が高騰してしまうが、ターゲットを十分に絞り込めば予算を抑えられる。例えば、Twitter広告の場合では数10円から100円単位の入札でも広告表示を獲得できる。
もちろん、実施したいキャンペーンの種類や規模によって予算総額は変わってくるが、見込み客に表示された広告からサイトへの誘導やダウンロード数など獲得したいアクションの数に応じて必要な課金が行われるので非常に効率的だ。
そして3つ目の特徴は、一般的なマス広告よりもターゲットとなるユーザー属性や興味・関心を絞り込んで適切なターゲットにリーチできる点だ。そこで効果を上げるにはソーシャルメディアや利用者の行動特性を理解するなどの難しさもあるが、広告運用を通じて自社ブランドや商品の課題を発見したり顧客理解が深まるというメリットがあるのも見逃せない。
スモールスタートできるTwitter広告
セルフサービス式のTwitter広告を利用するには、ほかのSNS同様にアカウントの取得が前提だ。ここでTwitterのサービス内容自体や企業アカウントの運用ノウハウについて詳しく述べることはしないが、広告媒体として利用するからにはメディアの特性やユーザーの規模について知りたくなるだろう。
まず、日本国内ではナンバーワンのシェアを誇るソーシャルメディアであり、約3,500万人のアクティブユーザーがいること(04)、半数以上のユーザーが情報収集に熱心な30歳代以上であることを覚えておこう(05)。そしてTwitterユーザーは新商品やブランドに対する感受性が高く、情報が「拡散」しやすい傾向があること(06)、リアルタイムの「感情」がつぶやかれるキーワードから抽出できるので、ターゲットを指定しやすく、当意即妙に最適な広告を表示できるといった特徴がある(07)。そのほかの基礎資料も同社サイトで公開されているので参考にしてほしい。
これらのメディア特性の多くは中小ビジネスにとって有利に働くことが多い。まだ世の中であまり知られていないが、個性的で光るところを持った商品・店舗を展開している企業、あるいは知る人ぞ知る独自技術を持ったBtoB企業などは、お試しで数万円からスモールスタートできるTwitterのセルフサービス式広告は大きな可能性を持っている。次のページでは実際の出稿手順を紹介しよう。