こんにちは。
昨日行われたトライボーディアンの練習会であまりのふがいなさに生きていく気力を失いかけている編集部の島田です。
さて、気がつけば、9月8日。柿食えば、鐘が鳴るなり法隆寺ということで毎月恒例のアンケート結果の発表を行いたいと思います。
まずは、いつも企画の参考にさせていただいている、「こんな本があったら読みたい!」。今回私的に気になった企画は以下のものです。
・タイトル戦ダブル自戦記集
・優勢な局面から勝ちきる技術の本
・看寿賞作品集の平成11年度以降版
・天彦名人実戦集
・角換わり棒銀、速繰り銀を徹底的に対策した書籍
タイトル戦のダブル自戦記だけを集めた本とは、盲点でした。ダブル自戦記って面白いですもんね。これは真面目に考えてみたいです。
優勢な局面から勝ち切る、できないんですよねーこれが。生涯で何回逆転負けをくらったのか、考えたくもないです。
看寿賞作品集、詰将棋ファンにはたまらない一冊ですね。今回の将棋年鑑の特集でプロ棋士の看寿賞作品集を浦野先生に語っていただいたのですが、とても面白い記事ができたと思っています。評判もいいようでうれしい限りです。
天彦先生の実戦集、うちから出ているのはB2の時の自戦記ですから、名人への軌跡、みたいなのが読みたいですよね。天彦先生の論理的で歯切れのいい解説はほんとに勉強になります。
角換わり棒銀、早繰り銀対策とはよくぞ言ってくださいました。最近プロ間での大流行の影響でアマチュアでも角換わりが激増してます。で、わかんないんですよ、普通に棒銀されたときや早繰り銀で速攻されたときの受け方が。3手目くらいから角交換されないかビクビクしてる自分がいます。私自身が欲しい本ですね、これは。
と、いうわけで、今月も非常に参考になるご意見いただき誠にありがとうございました!今後の企画に生かしていきたいと思います。
さてさて、続いてはこちらも恒例の人気棋士ランキングいってみましょう!
まずは男性棋士から
1位 羽生善治
2位 藤井猛
3位 木村一基
4位 郷田真隆
5位 米長邦雄
1位の羽生先生と3位の木村先生による王位戦がいよいよ佳境に入ってまいりました。次の一局は大注目です。2位は藤井先生でしたが、お一人だけ藤井聡太と書いていただいた方がいました。先物買いですね~。5位には米長邦雄先生が。理由は謎です。
さて、続いて女流棋士はどうなったでしょうか。こちらです。
1位 里見香奈
2位 室谷由紀
3位 藤田綾
4位 香川愛生
5位 清水市代、矢内理絵子
やっぱり里見先生の人気が高いです。先日も女流王座戦の挑戦者になるなど活躍されてます。香川先生との女流王将戦と併せてこちらも楽しみです。
さてさて、8月のアンケートでは「将棋をやっていて自己嫌悪に陥るときはどんなときですか?」というスペシャルクエスチョン(略してSPQ)を入れさせていただきました。
宣言通り、私の独断と偏見でベスト自己嫌悪大賞を選ばせていただき、投稿してくださった方には、面白すぎると評判の新刊書籍「糸谷&斎藤の現代将棋解体新書」を一部進呈したいと思います。
結果を眺めてみますと、やはり「優勢の将棋を逆転負けしたとき」という回答が多かったです。わかりますわかります。泣きそうになります。私の場合、スマホを放り投げたくなります。
それ以外で私が面白いと思った大賞ノミネート作品は以下のとおりです。
・昨年の支部名人戦県大会にて予選リーグで8九の桂馬を7六に跳んでしまい、さらに、準々決勝戦で7五の歩を7四歩成と指してしまい1日2度の反則で敗退したこと。さらに追い討ちをかけて、地元新聞将棋欄に「笑撃!!次の一手!」という次の一手問題にされてしまったこと。
・過去に買った定跡書をもう一度買ってしまった時。ちゃんと読まないから~
・インターネット対局に夢中になって、片手間に子供の面倒をみていたら妻にすごい勢いで叱られた時。もちろん対局は時間切れ負け・・・
・終盤に入ってから序盤の二歩に気づいた時
・詰将棋解答選手権チャンピオン戦で簡単な9手詰めが解けなかったとき。成績が貼り出されたときにうしろにいた若い人に「まだ2点がおった」と馬鹿にされた。(あいつが将来棋士になっても応援しないと決めた)
みなさん力のこもった投稿で、情念というか、怨念が文字を通してビンビン伝わってきます(笑)
そんな中で、私が選んだベスト自己嫌悪大賞は、こちらです!
「終盤に入ってから序盤の二歩に気づいた時」
これは痛いです。終盤に入ってから気づくってところが痛みを倍増させてます。と、いうわけでこちらを投稿してくださったMさんには「糸谷&斎藤の現代将棋解体新書」をお贈りいたします。おめでとうございます!パチパチパチパチ。
みなさん、今回もたくさんのご応募、誠にありがとうございました!
と、いうわけで9月のアンケートはもう始まっております。
今月のSPQ(流行らない)は「好きな駒は?またその理由は?」という質問にさせていただきました。将棋年鑑アンケートではよくある質問で、羽生先生が銀が好き、というのは有名な話ですが、みなさんはいかがでしょうか?
思い入れたっぷりの投稿を期待しております。
また、今回プレゼントする5冊は以下のとおりです。
・将棋・名局の記録
・横歩取りで勝つための9つの鉄則と15の技術
・美濃囲いを極める77の手筋
・激変する現代矢倉
・将棋・B級戦法の達人
今回もたくさんのご応募お待ちしております。
それでは、宜しくお願いいたします!!
→9月のアンケートはこちら