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雨宮編集長のコゴト@昇級決まらず

2016.02.13 | 週刊将棋編集部

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 挑戦者も昇級者も決まらない。
 A級では挑戦権争いが最終日までもつれ、B2、C1、C2の3クラスで全昇級枠が最終戦まで持ち越しとなった。B1は18日にラス前があり、昇級が決まる可能性はあるものの、それにしても、ここまで昇級が決まらない年度は、ちょっと記憶にない。
 ちなみに前期はラス前までで、下記の通り5人の昇級が決まっていた。

B1 佐藤天彦、屋敷伸之
B2 稲葉陽
C2 千田翔太、横山泰明

 きちんと調べたことはないので印象に過ぎないが、最終戦前に各クラス1人くらいは昇級が決まっていても違和感はない。だから前期は「少し多いかな」くらいの感覚だった。

 B2とC1では昇級目前だった若手が、ベテランに待ったをかけられた。いかにも順位戦らしい展開。見る側としては、昇級争いがもつれることは歓迎だ。

 ところで、編集部では開幕前に挑戦者・昇級者予想を掲載している。的中率を争う趣旨ではなく、読者の皆さんに見どころを提供しようという企画だ。とはいえ、自分の予想が当たれば、やはりうれしい。
 さて、自分の予想は下記のようなものだった。現時点での自己採点を含めて振り返ってみたい。

A級 ①=久保利明 ②=広瀬章人 ③=渡辺明
 言い訳なしの完全はずし。久保と広瀬は残留争いにまわってしまった。
 自己採点 0点

B1 ①=三浦弘行 ②=松尾歩 ③=豊島将之
 三浦は堅いと思った。松尾もかろうしで可能性を残している。豊島は前半にまさかの連敗で終わった。
 自己採点 50点

B2 ①=糸谷哲郎 ②=菅井竜也 ③=野月浩貴
 糸谷の昇級を当ててもいばれないが、野月が入れば今期予想のクリーンヒット。3人とも昇級の可能性を残しているので、まずまずの予想だった。
 自己採点 80点

C1 ①=中村太地 ②=高崎一生 ③=千葉幸生
 中村がラス前で首位に立ち、辛うじて面目を保ったか。高崎と千葉は残念。斎藤は迷った末にはずし、北島は編集部全員がノーマーク。激甘の予想だった。
 自己採点 30点

C2 ①=増田康宏 ②=八代弥 ③=永瀬拓矢、阿部光瑠
 増田、八代、永瀬は昇級の可能性を残しているが、いずれも他力。新人の頑張りが予想以上だったとはいえ、及川を候補に挙げなかったのは少々後悔している。
 自己採点 30点

 さてさて、3月の決着はどうなるか、ごいっしょに注目しましょう。