8月28日号、9月9日号の2回に渡って、『角換わり・最新事情』という特集を行った。テーマは腰掛け銀の先後同型と3三銀待機型。公式戦で頻出する流行形だ。阿部健治郎五段に現状を解説してもらい、今後の展望も語ってもらった。
9日に竜王戦の3組昇級者決定戦の中村太地六段-阿部五段戦を取材した。リポートは9月16日号に掲載する予定だ。その対局も角換わり腰掛銀に。後手の阿部五段は出た銀を引いて右玉に。あまり見ない戦型で、控室では昔指されたもの、とのことだった。阿部五段は作戦負けだったものの、最後は玉を4二まで逃げ切って、競り勝った。
特集では、今後の展望として早繰り銀などが指される、温故知新の動きがあるとした。右玉も指される可能性があるのだろうか。