渡部記者の将棋三昧@社団戦3日目 | マイナビブックス

価値ある情報を幅広く紹介。将棋の「知りたい」はここで見つかる

マイナビ将棋編集部BLOG

週刊将棋

渡部記者の将棋三昧@社団戦3日目

2015.07.30 | 

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

週末は2日続けて将棋でした。
土曜日の研究会は奨励会5級、二段、三段に勝ったものの、二段に負けて準優勝。
調子が良かったのですが、大会前日に研究会で勝つとだいたい翌日は……。

翌日は社団戦の3日目。チームはここまで7-1で首位タイ。
この日は3戦目に首位との直接対決を控えていたのですが、その前に負けてしまいました。

首位の御徒町戦は5将で出場。相手の主力の一角である元初段の方と。
正直唯一手の内がまったく分からない相手なので当たりたくないな、と思っていました。
将棋は矢倉の出だしから相手が急戦を見せて力戦模様に。




作戦負けになりそうと思っていましたが、図の少し前に▲4五歩を突くことができて好転を感じました。
ここでは▲4八飛も考えましたが、次に▲4四歩△同銀▲同角△同金▲同飛に△3三角でよくわからないため断念。実戦は▲4四歩△同銀▲4五歩△3三銀と形を決め、▲5五歩と筋良く動きました。ただ、▲5五歩に代えて▲2四歩△同歩▲2五歩と攻める方がまさったようです。以下△8六歩▲同歩△8五歩なら▲2四歩△2二歩に▲7七桂△6一飛▲8五桂といった反撃がありそう。




進んで図。▲5五銀とぶつけられたらなー、と思っていましたが、△6六歩の反撃があります。実戦は長考の末、▲2四歩△同歩▲2二歩△同玉▲2三歩△同銀▲2五歩と攻めました。▲2二歩は取ってくれるか微妙なところなので読みをまとめずに打ちましたが、通って一安心。ただ、その局面で3択で迷い(▲2三歩、▲3五歩、▲2五歩)、▲2三歩を選びましたが▲3五歩の方が良かったようです。お互い怖いところで双方自信なしか。



進んでこの反撃が予想以上に厳しく、先の選択を誤ったと後悔し、▲6六同金△8六歩▲7五歩△8一飛▲8五歩と受けましたが、以下は的確に攻められて負け。
図では▲2四歩△同銀直▲6六角△同飛▲同金△3九角▲2四飛△同銀▲6七金引が有力だったようです(激指先生指摘)。対局中は最後の▲6七金引で▲6一飛や▲6三飛を考えましたが成算が持てずに断念。▲6七金引はぬるい手ですが、後手陣がバラバラなので確かに先手もやれそうですね。
結局チームは2-5負けで相手の優勝がほぼ決まりました。
自分の将棋は良い勝負だったと思いますが、純粋に読みや大局観で力の差が出てしまう結果でしたかね。らしさの出る展開に持ち込めなかったのがデータ不足の厳しさです。