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雨宮編集長のコゴト@女流新棋戦誕生!

2015.04.25 | 週刊将棋編集部

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新しい女流公式戦の開催が発表された。日本将棋連盟が株式会社ヤマダ電機の特別協賛で主催する「第1回女子将棋YAMADAチャレンジ杯」だ。

棋戦の概要は、若手女流棋士15人とアマチュア選抜1人による早指しトーナメント。5月下旬から6月に行われる予選を通過した8人の本戦トーナメントが、8月23日に群馬県高崎市「LABE1 高崎」にて公開対局で行われる。
持ち時間はチェクスロックで予選30分、本戦10分、秒読み30秒。予選のほうが持ち時間が長いという珍しいケースだ。

女流棋戦の新設は、2011年度のリコー杯女流王座戦以来、トーナメント棋戦は12年度まで開催された大和証券杯女流最強戦以来になる。

出場者は1日時点での女流2級以上女流初段以下で、デビューが新しい順の下記15人。
伊藤沙恵初段
和田あき初段
山根ことみ初段
渡部愛初段
相川春香初段
室谷由紀初段
渡辺弥生初段
山口恵梨子初段
中村桃子初段
熊倉紫野初段
飯野愛1級
北村桂香1級
中沢沙耶2級
塚田恵梨花2級
竹俣紅2級

アマチュアは各棋戦で実績のある小野ゆかりさんが選抜された。

順当なら、という優勝候補は数人に限られるが、この早指しでは何が起こっても不思議はない。
上位者のカベに当たってなかなか活躍できない若手にとっては、絶好のアピールチャンスだ。熱戦を期待する。