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将棋クエストで「嬉野流」を使ってみた

2015.04.24 | 島田修二

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みなさんこんにちは。
最近ちょっと高い盤・駒を買ってみようかなと思っている編集部の島田です。

最近の将棋界の話題といえば何でしょうか?
電王戦?名人戦?いいえ、違います!!

話題は何といっても「嬉野流(うれしのりゅう)」です!



すでに何度かこのブログでも紹介されてますが、私も白焼き(書籍の最終チェック段階)でようやく、この本を読んでいます。



今のところ22ページまで読み終わったんですが、面白さがヤバイです。

初手▲6八銀という奇想天外な出だしもさることながら、天野さんの文章が面白すぎます。『オールイン』(宝島社)を読んだ方なら分かりますよね?こんな戦術書がかつてあったでしょうか?いいえございません。

と、いうわけで早速昼休みに将棋クエストで投入してみたのでございます。

いざ初手▲6八銀!


                ※画像は「将棋クエスト」より

あちょーーーー!! そして△3四歩に▲7九角!!



これまでの将棋人生で指したことのない出だし。いやー気持ち悪い!
みずから角を閉じ込めるようなこの感覚。これがうわさに聞く「引きこもり角」。
「これでいいんですよね?天野さん!合ってますよね!?」と問いただしたくなります。

そして読んだ通りに指し手は進み・・・



やべー!楽しい、超楽しい!!
そうそう。ここで△8六歩▲同歩△同飛に▲8八歩がこの戦法の骨子♪

・・・と思いきや相手の指し手はまさかの△7二銀!!




いやいやお客さん!困りますよ!

やべー!知らねー!と思った時にはもう遅い。普通に棒銀くらって負けました。

・・・トホホ、どうしてくれるんすか天野さん、レーティング下がっちゃったじゃないですか!

と思って白焼きを見てみたら目次に

第1章 第3節 嬉野流対策 飛先不交換型・・・・・・・・・・・86

アウチ!86ページに書いてあったんすか!読んどきゃよかった公文式!

これから読みます。仕事します。


奇襲研究所 ~嬉野流編~」の発売は5月23日(土)です。お楽しみに!


それでは皆さん、よい週末将棋ライフを!