明日、ニコ生に出ます。既に緊張しています。米澤です。
「ネット将棋攻略!早指しの極意」発売記念イベント 検証!大平五段は早指しに強いのか!?
テスト放送にご協力いただいた方、ありがとうございました。
明日は大平先生と対局できますよ!
放送時間をかなり長めに取っているので、チャンスは多いはず。
さて、今日は上記放送とは全く関係のない、新刊の紹介です。
「中座飛車」でおなじみの中座真七段による、横歩取りの新刊が出ます。
「中座飛車」ではなく、△8四飛型中心の本ですが。
序章で、中座先生が横歩取りをパッコーンと整理していますので、順に見ていきましょう。
まずは基本図。
ここから先手の選択肢は①▲6八玉、②▲5八玉、③▲4八銀の三択。
これらの作戦に対する後手の対抗策も三択。
①△7二銀、②△6二銀、③△2三銀。
そしてここからが本書の本書たるゆえん。
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いずれも銀を動かす手で本書では「3G作戦」と呼び、「△7二銀→G7」「△6二銀→G6」「△2三銀→G2」この三つを中心に進める。
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じーせぶん。じーしっくす。じーつー。
耳慣れない横文字だとは思いますが、しばらくお付き合いください。
それぞれの特徴を先生が下記のようにまとめています。
「G7」。速攻型。
シンプルな▲6八玉型に強い。▲5八玉型にも速攻で対応する。
「G6」。持久戦向きの戦型。
▲5八玉型のバランスの良い布陣相手に強さを発揮。
「G2」。1、2筋で強く戦う形。
▲4八銀型にはこの形がベスト。
イマイチ分からなかった後手番横歩取りの概要がすっと頭に入ってきました。
さて、ここで少しまえがきを引用します。
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もう一つの特徴は、いろいろな攻め筋を『武器』としてまとめているところです。横歩取りの攻め筋は、多少形が違っても意外にパターン化されています。その一つ一つを、武器として認識することによって、さまざまな場面に応用することができます。
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今回の書籍では、定跡手順を整理するだけでなく、横歩取り特有の攻めの手筋をパターン化しています。
「この形の攻め方はこれとこれとこれ!」という具合に、シンプルに攻めの形をイメージできるはずです。
その辺りを来週辺りに、また紹介できればと思います。
それではまた明日!
ニコ生でお待ちしております。