こんにちは。編集部の米澤です。
今日はマイナビに天野貴元さんが来られました!
天野さんのことを知らない方のために簡単に補足すると、先日、三段リーグ編入試験を受験し全国ニュースで取り上げられるなど、今最も注目を集めているアマ強豪の一人です。
それもなんと書籍の仕事のために来てくださいました。
担当じゃない私は会ってないんですけどね…。
島田と藤原が、いずれそのときの様子のブログでも書くのではないのでしょうか。
なにはともあれ、天野貴元さんの戦術書が出ます!
打ち合わせ時の画像もらってきました。
天野さんと島田のペンのいじり方が奇跡的に一致。
さて、本の内容ですが、もう既に結構出来上がりつつあります。
戦術書ということで、まず、何の戦法の本なのか。
扱う戦法は「嬉野流」です。
……。
編集部の人間も皆、聞いたことのない戦法です。
いきなり嬉野流の原稿を受け取ったときの驚き、少しでも皆さんに伝われば幸いです。
とりあえず、解説の1ページ目を見てみましょう。
まさかの初手▲6八銀。
これが嬉野流です。
△3四歩と突かれたら、もう▲7六歩と突けません。
罰ゲームのような出だしですが、これが深淵なる嬉野流の世界、第一歩です。
対居飛車戦は、このあと下図のように進みます。
▲7六歩と突くつもりは元々なく、引き角が狙いでした。
とはいえ、飛車も角も全く働きそうない+飛車先交換を許すという、圧倒的不利感。
さらにここで▲8八歩の「土下座の歩」が驚愕の一着。
天野さん、どう見ても後手陣の方がいい形なんですが、この戦法、本当に大丈夫なんでしょうか…。
次回、嬉野流大成功の巻(予定)。お楽しみに。