下村記者の棋楽にいこう　第29手　王将への挑戦権を掴むのは？

　皆さんこんにちは。週刊将棋の下村です。早いもので12月に入りました。竜王戦七番勝負は佳境を迎えています。今週３日、４日です。糸谷新竜王ならビッグニュースですが、ファンの立場からすると森内竜王に頑張ってもらい、６局、７局と番勝負を楽しみたいですよね。

　さて、今週筆者は王将リーグの取材担当となりました。王将リーグは短期間のうちにリーグを消化していくため、1週間に2局ペースで行われることが多いです。今週も６回戦、最終一斉対局の計６局が行われ非常にタイトな日程ですが、６回戦で挑戦者が決まらなければ、最終局も取材して週将紙面では全局取り上げる予定です。

　郷田九段が残り２局を連勝ならスンナリ挑戦権が決まりますが、１敗なら羽生名人や深浦九段(６回戦に勝利が条件)にもチャンスがまわってきます。こちらもファンの立場からすれば、もつれて１敗同士のプレーオフまで見たいですね。どんなドラマが待っているでしょうか。