新刊案内
スター棋士揃い踏み超豪華本のカバー帯
2014.08.21 |
こんばんは。編集部の米澤です。
2回に渡り紹介した文庫本のカバーが形になりました!
タイトルは「将棋 好プレー珍プレー集」。
カバーイラスト・題字は、バトルロイヤル風間さんに描き下ろしていただきました。
おなじみの絵柄ですね!
私個人としては、イラストを扱うのは初めてで、帯もくだけた言葉を初めて使ってみたりと、初めてづくしの1冊でした。
今日はちょっとした舞台裏のお話を。
これは、帯の表4(裏側)の第1案です。
最初はこんな感じでした。
白文字の圧迫感が気になります。
ちょっと文字を入れ過ぎました…。
また、上3行は、4行目の補足のような意味合いもあるので、
「上3行よりも4行目を目立つように」
と、修正をお願いしましたが、これもしっくりこず。
と、修正をお願いしましたが、これもしっくりこず。
上3行の文字を小さくして、4行目を大きくするだけと思われるかもしれません。
しかし、4行目は大きくすると改行が必要。
上3行は箇条書きのため、小さくしても3行必要。
そんな事情もあり、そう簡単な話ではないのです。
しかし、4行目は大きくすると改行が必要。
上3行は箇条書きのため、小さくしても3行必要。
そんな事情もあり、そう簡単な話ではないのです。
そういったわけで悩みに悩んだもののどうにもできず、結局、デザイナーに相談させていただきました。
そこで出た結論が、
そこで出た結論が、
「箇条書きを文章に直す」
上3行を文章の形にすることで、うまく納めていただき、冒頭に紹介した形となったわけです。
帯の裏側だけでも、このようにあーでもないこーでもないと、悩み抜いて作っています。
本を手に取るときには、そんなことも考えながら見ていただけるとうれしいです。
話を戻します。
「将棋 好プレー珍プレー集」は来月の発売を予定しております。
最後に1問だけご紹介。
大山5勝3敗、谷川6勝2敗(首位)で迎えたA級最終戦。
ここで大山十五世名人が放った決め手は?
ヒント:まさに大山流の決め手です
答えは最後をご覧ください。ではでは。
<答え>
▲6七金
△7七角成を消されると意外にも後手に手はなく、実戦もと金攻めを間に合わせて先手勝ち。
ちなみに当時の控室の結論はA図では▲4二金で先手勝ち。
ここで受けて勝つのがまさに大山流です。
<答え>
▲6七金
△7七角成を消されると意外にも後手に手はなく、実戦もと金攻めを間に合わせて先手勝ち。
ちなみに当時の控室の結論はA図では▲4二金で先手勝ち。
ここで受けて勝つのがまさに大山流です。