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四間飛車は基本手筋の宝庫です

2014.07.31 | 

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※カバー画像最新版に差し替えました(8/1)

こんばんは。編集部の米澤です。

 
先週、藤森流で米長流急戦矢倉がよみがえる!という記事を書かせていただきました。
たくさんの「いいね!」と「ツイート」をもらって、びっくりしています。
本の魅力が皆さまに伝わっていれば幸いです。
 
今日は先日のブログの続きです。
 
まずはカバー画像がこちらです。
振り飛車の棋書を読んだことがない将棋ファンのために、
戦い方の基本が詰まった「四間飛車」にしぼって解説しています。
 
今日は書籍の内容を次の一手形式で紹介いたします。
気軽にチャレンジしてみてください。
 
解答は最後にまとめてあります。
次の問題図を見ると解答のヒントになってしまうのでご注意ください。
では第1問
先手陣は四間飛車+片美濃囲いという振り飛車の基本的な構えをしています。
ここからいろいろ指し方がありますが、戸辺先生推奨の一手はなんでしょうか。
ヒントは「攻める一手」です。
 
第2問
6筋の歩交換に成功した先手は、次なる攻めを狙っています。
次は銀を攻めに参加させたいのですが、その前に準備が必要です。
さて、どう準備すればよいでしょうか。
 
第3問。
先手の銀は4段目まで進み一見好調ですが、
次に△7三歩と打たれると銀の逃げ場所がありません
ピンチを脱する好手があります。難問。
3手読めれば有段者かもしれません。
 
最後の問題は高級な手筋でしたが、
四間飛車の戦いでは基本的な手筋がたくさん出てきます。
手筋を覚えるのが上達の近道であるのは、言うまでもありません。
将棋上達の第一歩を本書でスタートしましょう!
発売は約1カ月後を予定しております。
お楽しみに。
 
☆解答☆
 
[第1問] ▲6五歩
戸辺先生推奨の一手は角道を通す▲6五歩。
角交換を挑むときは、金を7八に上がる方が良いこともあるので、
▲5八金左としていないのがポイントです
 
[第2問] ▲7八金
8筋の守りを銀から金に交代する▲7八金が正解です。
このあと銀は6六→6五と突進していきます。
▲7八金とせずに▲6六銀としてしまうと、
△8六歩と突かれて困っています。
 
[第3問] ▲6五歩
この一手で後手が困っています。
特に▲6五歩△同歩▲7七桂まで読めた方はかなり強いです。
詳しい解説は書籍をご参照ください。
▲6五歩以下の主な変化は下記の通り。
△7三歩▲6四歩△7四歩▲6三歩成
→銀損ですがと金で取り返せます
△同歩▲7七桂△7三歩▲6五桂
→桂損ですが飛車を成り込めます