棋士の先生や関係者の方に「将棋わかるの?」と聞かれることが多々ある。この質問、男性記者はあまりされないのではないだろうか。
控え室で棋譜を並べていたら、それだけで褒められた。
先日、大内先生が検討されていた際は先後の持ち駒を答えただけで感心され、棋力は初段と言うと「それはすごい!」と言われた。将棋記者の中ではとても弱い方だろうに。
女性というだけで、ルールがわかるだけで「すごい」ことになる。しかし、もうそういう時代じゃないんじゃないかな、と異議を唱える気などない。ルールを知っているだけで褒められるなんてしめたものだ。棋士の方々も、筆者が弱い前提で解説してくれるため、わかりやすくとてもありがたい。
何十年後かは、もっと女性プレーヤーが増え、女性が将棋に疎いという先入観はなくなっているのだろうか。そうなったら初段くらいじゃ褒められなくなりそうだから、何十年かで少しは強くならなくては。…それこそ宿題の詰将棋やらなきゃ、かな。