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石田流の駒組み注意点と仕掛けの形とタイミング

2014.06.26 | 

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こんにちは。編集部の米澤です。
 
先日に引き続き、今日は「ひと目の石田流」の内容の詳細をお伝えいたします。
①基本変化をしっかり解説!
 
最初は駒組みの注意点から解説しているので、
初めて石田流を指す人でも安心です。
意外と注意点は少ないです。
ポイントを抑えておけば大丈夫です。
 
例えば、この形。
初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛という手順で石田流を目指した先手に対し、
後手が角交換をして反発してきた局面です。
両取りを掛けられて大ピンチに見えますが、
ここで▲7六角が好手で受かっています。
(変化の詳細は本をご確認ください)
 
もう1つ紹介します。
石田流では、角頭を受けずに指し進めることがあります。
この形も反撃手段さえ知っておけば大丈夫です。
反撃手段の1つが▲7四歩(解答図)。取れば王手飛車の厳しい一手です。
もう1つが▲2二角成△同銀▲8八飛(参考図)
角交換振り飛車などでも見られる、汎用性の高い手筋です。
 
こうした手順を抑えた上で、石田流を実際に組み上げていきます。
 
②仕掛けの形とタイミングが自然と身に付く!
 
細かい形の違いにより仕掛けの成否が変わるのは将棋の常です。
しかし本書では次の一手形式で様々な形を解説しているので、
仕掛けの形、タイミングを簡単に覚えられます。
 
例えばこの問題。
石田流を指し慣れている方ならすぐに気付くかもしれませんが、
実は後手陣には欠陥があります。
 
正解は、▲5三角成△同金▲6五桂
 
7筋の歩交換を行っている形ではこんな攻め筋もあるんです。
ですので、後手は△8四飛と浮いて受けることが多いわけです。
では、△8四飛と浮いて駒組みを続けるとどうなるのか。
大丈夫です。この形でも石田流は攻めの形をつくることができます。
長岡五段のお薦めは▲5六銀
穴熊の完成を許さず、積極的に攻めようという一手です。
このあと後手の応手が2通りあり、その先の変化もすごい面白くて紹介したいのですが!
 
この先の変化は発売後にご確認ください。
発売日は約1カ月後の予定です。